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「地域の文化財展」

  大野谷歴史研究会は、11月3日の伝統文化のつどいで、大野谷の文化財の展示やパネル掲示などを行いました。また、平成23年度から大野谷文化圏活性化推進委員会が行ってきた事業の紹介なども行いました。概要を紹介します。

1 提灯・人形などの展示
人形・提灯   梅榮車人形

権丸   梅榮車
大野祭りの権丸(写真左)と梅榮車(写真右)
  大野谷文化圏活性化推進委員会は、巻き藁船「権丸」の修理、提灯の新調や人形の復元修理、囃子DVD製作などの事業を行いました。
梅榮車人形   紅葉車人形
  展示した人形は、左から梅榮車の3体(笛吹童子、面覆人形、麾振唐子)と紅葉車の2体(麾振唐子、小唐子=後日掲載画像)です。
提灯は、権丸と梅榮車のものです。他に、権丸と梅榮車の囃子DVDを視聴できるように準備しました。


2 提灯や人形、制作者紹介パネル
人形・提灯P   人形P
  からくり人形の仕組み、人形や提灯の制作過程、人形制作者の紹介(紅葉車・後藤大秀氏、梅榮車・萬屋仁兵衛氏)、提灯製作者の紹介(梅榮車提灯・川北充宣氏)パネルを掲示しました。

3 大野谷の村々と大野谷の文化財
大野谷の村々   文化財P

ジオラマ   入り口P
  ジオラマの展示、大野谷の村々の近・現代の変遷、村々の近世絵図と解説の他、大野谷にある国宝(1件)、重要文化財(2件)、愛知県指定文化財(4件)の紹介パネルを掲示しました。

4 佐治与九郎その後、大野城の縄張りと風景
与九郎P   大野城P
  大野谷について語るとき、大野城主佐治与九郎は大きな存在です。しかし、 大野城落城後の佐治与九郎についてはあまり知られていません。その後の佐治与九郎や子孫についてパネル掲示しました。また、中世の城である宮山城の絵図(江戸時代)、城の縄張や現在の大野城跡の様子、展望台(模擬天守)からの景色などのパネルを掲示しました。

5 講座・講演会
講座P   ガイドブック
  大野谷文化圏活性化推進委員会は、地域の歴史や文化について14回の講座やフィールドワークを行いました。その時の様子を紹介したパネルを掲示し、講座の資料を配布しました。また、大野谷歴史研究会が編集した「大野谷歴史散策ガイドブック」を販売しました。

 「大野谷の村々」、「大野谷の文化財」、「佐治与九郎その後」、「大野城の縄張」「大野城の風景」のパネルについては、大野城展望台に掲示してあります。


◎ からくり人形と雅楽の「蘭陵王」
人形と舞楽面   陵王2
  舞楽「陵王」を舞ってくれた方が、からくり人形の前でパチリ 二つの蘭陵王で、見学者多数もパチリ!! 舞楽「陵王」は奈良時代から、からくり人形戯は江戸時代からですが、衣裳や面がそっくりで、びっくり!!!