尾張矢田萬歳保存会の皆さんが、「門付け萬歳、御殿萬歳」を披露しました。
矢田萬歳は、700年ほどの昔から矢田地区に伝承されてきた尾張萬歳で、平成9年に常滑市の「無形民俗文化財」に指定されました。


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 矢田萬歳は、衣装や化粧が派手で、「エッヘ、オッホッホ」とユーモラスな表情で演じられます。踊りも唄もコミカルで、音曲によって、唄いながら踊ったり、剣舞や芝居なども演じたりする多彩な芸能です。

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矢田萬歳の主な内容は、以下の3つに分けられます。
1. 門付け萬歳(正月などに、太夫と才蔵が家々を回って祝い詞を演ずる)
2. 御殿萬歳(御殿やお座敷などで演ずる萬歳で、地の内・柱立て・七福神から成る、格式の高い改まった萬歳)
3. 三曲萬歳(三味線・鼓・胡弓の音曲によって、唄い・踊り・芝居などを演ずる萬歳)