【「商店街の未来」を聞く(1)】青年部部長糸井さんが語る商店街。 | 秦野市東海大学駅前商店街と東海大生が創る地域情報ブログ おおねさんぽ

【「商店街の未来」を聞く(1)】青年部部長糸井さんが語る商店街。

こんにちは。ごうです!
これからの商店街を担っていく2人にインタビューをしてきました。
私がインタビューするにあたって決めたテーマ・・それが「駅前商店街の未来」。
インタビューの最後に商店街を
インタビューした2人とは・・・
青年部部長となったおしゃれの糸井さん
そして理事長のやながわクリーニング店の多田良さんです。

まずは青年部部長、おしゃれの糸井さんのインタビューから
 
居心地のいいお店、4年間来てもらえるお店へ
 まず、糸井さんにおしゃれについて語って貰った。
おしゃれとは駅前にある美容室「カットハウスおしゃれ 」さん。
おしゃれのモットーは「カッコつけではなく、お客さん中心で考えていること」と糸井さんは語る。おしゃれが目指しているのは、“2回目行きやすい店“。つまり居心地の良いお店を目指すということだ。
 このような話も聞いた。東海大学時代おしゃれに通っていた人で地方に就職してしまった後にも髪を切りに戻ってくるという話だ。これはそのお客さんにとっては第二、第三の我が家みたいなものだと思って居心地が良いと感じているからではないだろうか。
 実は私もこのお客さんと同じように地元のところでお世話になったところに散髪しに帰ることがある。元々、美容室とか理髪店というものは好きではなかった。散髪に行く度にこのお店は嫌だと思って変えるのが常。どこのお店も落ち着かなかったというのが本音。
 しかし高校2年生の時に地元にとても小さな理髪店ができて一度行ってみたらとても良かった。それから何回か通ううちに感じたのは、そのお店が僕にとって「居心地が良かった」からだった。
 美容室や理髪店は髪を切るという技術的な面も重要ではあるが、その技術面を仕事として発揮する前段としてお客さんには「おしゃれさんになら任せられる、安心だ」とか「少し髪も伸びてきたしおしゃれさん行こうか」など居心地の良さを感じて貰うことも大事だろう。
 またおしゃれでは新入生などに地域の情報を手書きで入れた地図を年に1回配布している。この地図には半額券もついている。糸井さんはこの地図についている半額券について「気合いを入れてもってきて!気合を入れて(髪を)切るから」と話した。
 インタビューした糸井さんからは良いお店にしていこうという熱意が伝わってきた。今在籍している東海大生の中でもおしゃれにお世話になった学生は、ゆくゆくは居心地の良さを感じておおねの街、そしておしゃれに散髪しに戻ってくる。おおねにとって、おしゃれというお店にとって、とても明るい未来を私は垣間見た気がします。
お客さんを中心に考え、居心地をよく感じさせることができる。
そう、カットハウスおしゃれ ならね。

3.11を通じて
 私は次に3.11の話題を糸井さんに投げかけてみた。実はおしゃれの店員さんの多くは東北出身者だ。東日本大震災後に糸井さんは義援金を集めて知っている塩釜の商店街へ寄付したという。
 糸井さんは宮城県の塩釜で7年間修行をしていたという過去がある。その話の中で「覚悟」という言葉が出た。地方に出るということには「覚悟」が必要。つまり糸井さんはおしゃれで働いている店員さんの覚悟をかったということになる。そのような「覚悟」を持った人達が働いているのがおしゃれなのだ。
 糸井さんは東北人について「アットホームさ」という良さがあるとも語ってくれた。これは言わずとも7年という長期間修行に行っていたからこそ感じられるものだろう。義援金を自ら集めて寄付するという行為は「宮城県に修行に行った」という覚悟のいる経験のある糸井さんならではのことだろう。

今後の商店街について
 最後に青年部部長となった糸井さんに今後、商店街をどうしていきたいか聞いた。
糸井さんはこう語った。「この街から秦野を変えていこう!」
 糸井さんなど商店街の人達は私達東海大生とも交流がある。おおねさんぽで繋がることもあれば、お客さんとして繋がることもある。またおおねの街の清掃のボランティアなどで繋がることもある。このように東海大生との連携ができているのが駅前商店街の強みだろう。
 糸井さんは今後、東海大生とコラボした新しい企画をたちあげたいという。街コンなども今後開催しようという具体的なものも出てきている。また糸井さんと同世代の人達も商店街には多くいると聞いた。若い世代の力で駅前商店街はさらなる盛り上がりをみせることになるだろう。

学生×商店街というコラボでおおねの街はまだまだ駅前商店街は進化を遂げていけそうですね!
そして理事長多田良さんのインタビュー記事へと続く。