最初にお断り申し上げておきますが、私はリスナーなのでその立場で「個人の意見」として書いています。

さて、今にわかに音楽の世界で議論が起こっている。
いや、「今」ではなく以前からだとツッこまれるかもしれないが・・・
「チケットノルマ」問題である。
ライブハウスが出演アーティストにノルマを課す制度のことである。
議論は様々な方向へ向かっており、
(ここでは書ききれないからググってもらうかtwitter の@ohmytanukiフォローを読んでね)

いくつかの方向性に分かれた議論が進んでいるようである。

その議論の中でアーティスト側の置かれている状況など、私のようなリスナーにはわからなかった部分が見えて大変に興味を引いたわけです。

自分的には議論の前にそれぞれの立場を明確にしたほうがより建設的な議論ができるのではないかと考えます。

【その1-リスナー考】
まず、自分の事です。これは礼儀ですね。
私は自分のお気に入りのバンド・グループ・個人のアーティストが音楽に打ち込んで音楽で生計を立てていければいいな!と、思っています。
そのほうがより「深い」サウンドを手に入れらるのは明白ですよね。
それでちょっと気になっている事を書きます。
AMAZONやiTuneストアの「カスタマーレビュー」ってご存知でしょうか?
みなさん活用されているでしょうか?
お気に入りのアーティストのアルバムのカスタマーレビューは賑やかに華やかになっていますか?
ここ、意外にチェック外だったりしませんか?
アルバム持っているのに、AMAZON(iTune)で買ったわけではないから書けないと思っていませんか?
そこでAMAZONのガイドラインから引用させていただきます。
以下引用
「カスタマーレビューは、商品に関する意見や感想を、お客様がサイト上で自由に公開できる場です。購入の際に他のお客様の意見を参考にしたり、自分でも他の方の参考になる感想を投稿することができます。Amazon.co.jp では、健全なコミュニティを維持するために、カスタマーレビューに参加資格を設けています。投稿希望の商品にかかわらず Amazon.co.jp で商品を購入されたお客様ならどなたでもカスタマーレビューに投稿できます。 」(http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html/ref=help_search_1-1?ie=UTF8&nodeId=886108&qid=1318856712&sr=1-1

引用終わり
ね、AMAZONで購入した事がある人ならどなたでもできますって書いてあるでしょう?
だから件の一連の抗議行動でスポンサーの○○○の商品欄が批判的な書き込みで一杯になったんですね。
持っている商品(CD・DVD)が良い商品なのであれば、「知らない人に知らせるべき」なんですよね。
ここ、グーグル検索でも「何か」が一致していれば引っかかりますし、なにか使えないかなー?なんて思ったりもしますよねぇ(笑)。
iTuneもアカウントがあれば書きこめますよ。音楽性のよさとかイケメンであるとかステージ最高であるとか思いを書き込んでくださいませ。
はい、では「持っているけど、まだだったー!」と言う方は速攻で書き込んでくださいませ。
「口コミ宣伝」最強だと思いませんか?
10人の人にリアルで宣伝するより簡単じゃぁないですか?
あと、「この曲いいから聴いてみて」ってCD渡すのはダメだからね、コピーしちゃったら評価を書く意味がまったくなくなってしまうからね。飲酒運転と同じくらいっていうか殺人だよね、アーティスト殺しだよそういうの。間接的殺人罪で打首獄門・・・
いや、もっとイイ方法がある!と言う方、ぜひ教えてください。


【その2-ライブハウス考】
なかには「ライブハウスが多くなりすぎたから質の低いところから淘汰される」という意見があった。
自分たちリスナーの身近に音楽を、遠慮なく大音量でお気に入りのバンドのサウンドを楽しむ場所が淘汰されというのはいささか寂しい気がするが、どうだろう?
それで、サービスの悪さとは何からくるものなのか考えてみる。

リスナーが漏らす不満とは、
①狭くて休む場所がない 
②空気が悪い 
③つまみなしでそんなにドリンク飲めない
などです。

 ライブハウスは「集客しやすい=駅周辺」で「集まりやすさ」と引換えに地代の高さと面積の狭さという構図になるのだと思います。
面積が広く駅至近となればライブハウスだけではやっていけないだろうし、そもそも大きな音を出せる空間を駅近では探すことなどできないでしょう。不動産的に。
で、地下室となる。ライブハウスのHPでアクセスを見ればだいたい「B1」でしょう?

そこで、ちょっと引いて見てみる。

地下室で営業できそうな業種店舗には何があるだろうか?

余り多くはないはずである。それと建築コストでいえば地下室付き物件の方が建蔽率の分だけ有利になるはずである。
もちろん施工単価は地下の方が高いのだが、「延床面積の3分の1を限度として、容積として計算しない」という建基法もあったりします。
大屋さん的には建築コストを抑えられ、さらに特定の業種へ賃貸を行えるというメリットがあると思います。
しかし、容積として参入しない(優遇する)のは延床の1/3ということなので、ウワモノが大きいからといって地下室がそんなに大きくなるわけでもなさそうです。

集まりやすい場所だけど「狭い」はここから来ることなんですね。

サービスの悪さ①と②はこれでいいでしょうか?
また、つまみを出せないのはコスト的なものなのか(乾き物でもかまわんっ!)、地下ゆえの「消防法上の制約」なのか?これだけでは明確ではありませんが、借主側で防火対策コストを負担し明渡し時にきれいにするという契約(特約)もあるようなので当てはまるかもしれませんね。
お客さん側から見たライブハウスに対する不満は「立地的なものから」が大、なのであろうことがわかります。

ライブのよさはアーティストのエネルギーっていうか体温感じられるところだよね。

【その3-アーティスト考】
私の知る限りでの範囲です。それが前提なので不快に思ったらごめんなさい。(全部そうなんですが)
まず、表題の議論の出発点が「チケットノルマ」であります。
ある程度知名度が出来てきて集客とかできるまでの問題です。
「先行投資」と言うのでしょうか?音楽制作という事業を行うんだから、資本金を投下しろってことのように見えます。
まだ駆け出しのバンド・グループ・個人のミュージシャンでそれが比較的可能なのは「資金が集まりやすい」集団=グループということになりますね。
どこでその資金を調達するのか?ということになりますね?
ピカソだって最初からパトロンがいたわけではないんですよ。
私たちと同じように「労働者」として働いているんですよね、みんな。
で、仕事終わってから飲みに行こうって誘われても「角が立たないように断って」バンドメンバーと集まって練習したりしてるんですよね?
それでも嫌味のひとつも言われるんじゃない?
ギター・ベース・キーボードを弾く指は大丈夫?
スティック持つ手が作業で筋肉痛になってない?
PCのキーボードで腱鞘炎?
いろいろあるんだと思います。思いますっていうのは、
「好きでやっている事だから泣き言いえない」ってことなんですね、言いたい事たくさんあるけど言えない言わないって理解しています。
そこを指して「趣味より仕事を優先しろ、お前何で食っていくんだ」とか言う人もいるでしょうね?
有能なミュージシャンになるか、そうではないのか、まだわからない状況下ですよ。
文化を育てていく、文化からもらっている「栄養」を理解する。ってことなんだと思います。(これはアーティスト側ではないですが)

どなたかが、ブログでいいことを書いていましたね、「最初はノルマがない、小さな場所から出発したほうがいい」って。
「生活費+活動費」を満足に稼げて、尚且つ時間が取れる仕事なんて皆無でしょう?
だからあまり無理しないで生活費だけ稼いで、活動はお金かけないで経験値を高めてっていう貴重な助言に聞こえます。
なかなかに良いって言うか、現状では他に選択肢はないくらいいい助言ですね。
先輩バンドと会話しないで出て行っちゃうってのは意識の問題なんでしょうから、そこは自ら解決してもらうしかなさそうですね。

【考え中-ライブハウス復活努力編】
あまり勝手なことばかり書いているとお叱りを受けそうですが、議論の本筋「チケットノルマ」解消の道筋はまだ立っていませんです、はい。
なのでそれぞれの立場でまずは出来ることから手をつけていきませんか?
自分はリスナーの立場なので、リスナーの皆さんに、リスナーとして出来ることをお願いしたいのです。
2011-10-17 うわ もうこんな時間だ・・・・