【質問】左打ちです。ライナーを打つ流し打ちはどのようにすればできますか。(笹田涼介君=中2)

 

【答え】強い打球の流し打ちは、いかにミートポイントまで我慢してフルスイングできるかにかかっています。打つポイントが内角球や真ん中よりもキャッチャー寄りなので体が前に出てはいけません。左足に体重を残して、その左足の内ももでボールを捕らえる感じで打ちますが、ミートの瞬間までヒザの送り込みを我慢するのがコツです。

 バットは左ワキを締めてヘッドを少し遅らせぎみに出します。そして左ヒザ、左腰、左肩を同時に回転させると、たとえタイミングを外されてもヘッドが残っているのでボールに当てることができます。そのとき「振る力」が残っていればヒットにできるし、残っていなくてもファウルにすることができます。

 左打者が左方向(流し打ち)に打つのは(1)最初から外角球を狙って踏み込んで打つとき(2)変化球などでタイミングを外されたとき(3)内角球を引っ張るつもりが外角にきたとき、などが考えられます。

 いずれにしてもファウルにするくらい引き付けて強いスイングを心がけてください。練習方法はスタンドティーで外角球のポイントを決めて強く打つ練習をしましょう。