説得教諭らに現金要求 福島商の立てこもり生徒

・福島市の県立福島商業高校(三好祥夫校長)の立てこもり事件で、人質強要処罰法
 違反などの現行犯で逮捕された男子生徒(16)が、説得に当たった教諭らに現金を
 要求していたことが13日、分かった。

 福島北署によると、男子生徒は中間試験中の教室前方の入り口から入ってきて
 「静かにしろ。騒ぐな」「警察を呼ぶな」と話し、説得していた福島北署員や教諭に
 「お金が欲しい」などと要求。教室内で暴れるなど乱暴な様子はなく、説得に応じて
 廊下に出てきた。同署が動機などを追及している。
 持っていたのは長さ約80センチの模造刀だった。

 福島商高は同日夜、立てこもりがあったクラスの保護者への説明会を開催。県教委は
 カウンセラーの派遣を決めた。