芝居のなかの喫煙に観客が抗議、脚本変更し上演

・イタリア北東部の都市メストレの劇場で、芝居のなかで主演俳優がタバコをつけたところ、
 観客からタバコを消せすよう抗議され、役者はタバコを消し、その後、脚本を変更して
 上演が続けられるという事態が起きていたことが明らかになった。

 日刊紙コリエレ・デラ・セラのウェブサイト上に掲載された記事のなかで、主演俳優
 セバスチアーノ・ロ・モナコ氏は、「これまで300以上の芝居をしてきたが、こんなことは
 初めてだ」と述べている。
 13日にアーサー・ミラーの戯曲「橋からの眺め」を上演中、主役を演じるロ・モナコ氏が
 脚本通りタバコを吸っていたところ、1人の観客の女性が「タバコを消して」と叫んだ。
 芝居は15分間の中断後、再開されたが、脚本の変更を余儀なくされ、タバコを吸わない
 設定に変えられた。

 イタリアでは今年1月以降、密閉された公的空間での喫煙は禁止されている。