イワシによく似たカジキ

イタリアではなぜか
月～木曜日までは
レストランに肉料理しか出てこない癖に
金曜日になると
突如メニューに魚料理が出てくるという
摩訶不思議なシステムをとっているところが多い

文化といったらそれまでだが
妙な習慣である

ローマ滞在中に
金曜日になったので
せっかくだから魚料理でも食べようと思いレストランに出かける
ありがたい事に日本語メニューあり

メニューには
☆印が付いている料理はローマ名物だからおいしいよ♪
なんてことが丁寧に書いてある
ちょうどイワシ料理の所に☆が付いていたので
イワシ料理を注文

そしたらウエイターさんが数分後に戻ってくる
「ムッシュ、今日イワシ料理売り切れちゃった。代わりにメカジキはどう？すっごく新鮮でうまいから。ほんと俺の事聞いとけば間違えないって。なあカジキにしようぜミスター。」
なんてことを流暢に話しかけられる

実は私
カジキはあんまり好きではない
だってさっぱりしすぎてるんだもん

断ろうかなーと思いつつも
ウエイターのあまりの勧めっぷりに
カジキ料理を頼むこととなった。
日本でもカジキはソテーみたいにして食べるけど
イタリアでもそんな感じかな？
と思って待っていると
まったく予想だにしない料理が出現した




メカジキのフライ？
メカジキってこんなに小さいのいるの？
日本じゃ切り身だぞ
この料理
どう見てもしっぽまでフライになってるよな！！！
※メカジキ
成魚は全長4m・体重300kgを超える大型魚で、カジキ類の中でも最大級の種類である。

味もものすごーくイワシの味にそっくり
淡白な日本のメカジキとは比べ物になりません

ウエイターさん
これイワシでしょ？
いくら日本人だからって
これはやり過ぎですよ
イワシの頭も信心から
っていうぐらい日本人イワシのこと詳しいからね

せめて頭がくっついていれば
ツノがないメカジキなんているかー！！
って怒ってやったんですけど

そもそも
イワシがあるなら
あんなにカジキを勧めてないでとっとともって来なさいよ。
⇒ローマ