藤原竜也さんは座長として

とても頑張られたんじゃないかな。


お芝居している間もダンサーが

会話をしているキャストの周りで

踊ったり、アクトをしているので

音楽や効果音が大きく鳴っている。


演出家のフィリップさんの演出の仕方なのだろう。


きっと会話しているキャストたちは

とってもやりづらいだろう。

お芝居をしているキャストに失礼だなと感じた。

ダンサーしか見ていないような。



音楽がある程度の音量で

鳴っていなければダンサーは踊れない。

音がとれないから。


でも音楽が大きいと会話はしづらい。

その分、台詞をPAして補っているから

お客さんには完全に聞こえる。

でも本来プレイハウスくらいならば

生声でもいけるだろう。


私が違和感を感じたのは

何度もある一角獣のダンスシーン。

私は一角獣自体、衣装も動きも平凡に見えて愛着が湧かなかったから、余計にそう思うのかもしれない。

子どもであったり老いているであったりはしていたと思うが、何度も見せる割に面白さがない。


大佐がチェスをしているシーンの穴を掘るアクト。

映像とSEをつけてそれに合わせているので、会話が入ってきづらい。


博士がやみくろの巣に隠れているシーンのやみくろ。

お芝居しているキャストの周りでわさわさと動きすぎて、ここも会話が入ってきづらい。


傘のダンスが単純に長すぎる。


私と司書がレストランで食事しているシーンのウエイターたち、ここも会話が入ってきづらい。


全体的にダンスがお芝居を分断しているような時間があったと思う。



場面転換のときに前で踊っていたが、

転換に時間がかかるから踊っているだけ?という感じに見えてしまった。

ダンスに詳しい方なら、前のお芝居を受けての表現ということがわかったのかもしれない。



芝居の後半に

藤原さん本来の演技が見れるシーンがある。

そのとき、とてもホッとしたし、

見たかった姿だなと感じた。


声もPAなしで、生の声が客席に

空気を切り裂くみたいにズバッと聞こえてきて

とても気持ちが良かった。

せっかくのプレイハウスくらいのキャパなら

やっぱりあの声を浴びたい。

というか、それだけの価値がある人だと思う。



フィリップさんはあの素晴らしい空気を持ってる

藤原さんにもっと頼るべきだった。

自分のやりたいダンスやアクトに専念しすぎて

全体をなおざりにしたと思わざるを得ない。