～ホメオパシーでおひさまのように輝くあなたへ～

おひさまのたね代表

ホメオパシー療法家の田中智子です。

HAJの１年生の授業では、ホメオパシーの基礎固めをしています。

ホメオパシーの概念など、基本的な考え方です。

とても論理的なので、皆さんにシェアさせて頂きますね♪

今日は「病気はどうやって発症するのか？」についてです。

この概念はとてもとても重要で、先生は何度も何度もお話されます。

これから、何回かに分けてお伝えしていきたいと思います！

花粉が飛び始める季節、花粉症で苦しむ人が多い中

花粉症を発症しない人がいます。

インフルエンザで学級閉鎖や、学年閉鎖が起こる中

インフルエンザを発症しない子どもがいます。

健康への意識が高く、食事や生活習慣をとても気にしている人が

癌になることがあります。

逆に、食事にも無頓着、酒・たばこもやって、運動もしてないのに

癌にならない人がいます。

どうしてなんだろう？

何が違うんだろう？

って、疑問に思いませんか？

その答えがここにあります。

それは「素因」という概念です。

ハーネマンさんの著書『オルガノン』には

「有害因子は、強い傾向や素因がある場合にのみ人を病気にさせる」

と書いてあります。

さらには

「有害因子は人間の健康状態を無条件に病的に変える力を持っていない。」

「病気を発症させるには、傾向や素質(サセプティビリティー)がある場合に限られる。」

と言っています。

有害因子とは、

花粉やインフルエンザウィルスや発癌性物質や細菌なんかのことで、

自分の外側からやってきます。

で、有害因子がやってきたからといって、

無条件で病気を発生させる訳ではないということです。

条件がある訳です。

その条件は、

自分に傾向や素質(サセプティビリティー)がある場合に限られる。

傾向とは、病気を発生させる潜在的素因のことを言い、

潜在的素因とは、遺伝的な病気の傾向のことを指しています。

サセプティビリティーとは、

有害因子や周囲の状況に刺激される感受性のことです。

感受性が高いと、病気を発症しやすくなります。

ちょっと難しいですよね。

つまり、

「病気を発症させるかどうかは、自分の遺伝的な土壌による」　

という事です。

お米を育てるには、水田が必要です。

十分な水がはってある土がなければ育ちません。

ホウレンソウや大根を育てるには、水田では育ちません。

陽があたらないと育たない植物があれば、

苔のようにじめじめした日陰で育つ植物もあります。

その植物が育つには、単に種をまけば良いという訳ではなく、

育つ環境が必要になります。

花粉症も、単に花粉が飛んでるから発症する訳ではなく

インフルエンザもウィルスがあるから発症する訳ではなく

それが発症する環境が自分の体に土壌としてあるからです。

その体の環境は、遺伝的なもの（傾向）になります。

残念ながら、

私達は生まれながらに遺伝的な負荷を背負って産まれてきています。

本当に残念だと思うのですが、

自分の努力や、志なんかではどうしようもできないものです。

なぜなら…私達には、絶対に両親がいます。

その両親には、絶対に両親がいます。

そうでなければ、産まれてくることができません。

で、代々家系は繋がっています。

こんな感じで、私達にはすっごく沢山の先代の方々がいます。

その方々が、いろいろな病気になって死んでしまったり、

病気を抑圧させてしまったりしてきた訳です。

そういった病気は次世代に引き継がれていきます。

私達は、脈々と繋がってきた病気の歴史を引き継いでいます。

例えば、私はアレルギー性鼻炎がありましたが、

娘も食物アレルギーとアトピー性皮膚炎になりました。

私の両親は、花粉症があり

そのまた両親と兄弟は、結核になっていました。

私の家系には、はっきりと「結核」の傾向が見えてきます。

こうした家系の病歴の傾向を持っているから

病気は発症するのです。

この家系の病歴の傾向を「マヤズム」と呼びます。

マヤズムにもいくつか種類があり、

またマヤズムの影響の強さも非常に個人差があります。

例えば、喘息の症状があって、食事を見直し、

変えていって良くなる人がいます。

食事を改善することで、だいぶ良くなったのだけど、

やはり季節の変わり目には発作が起きる人もいます。

前者は、マヤズムの影響が少ない人。食事が問題だった人。

後者は、マヤズムの影響がある人です。

この、自分の努力ではどうしようもない「遺伝的な」問題について

ホメオパシーには希望があります。

ホメオパシーでは素因＝病気への傾向＝マヤズムを癒すことができます。

マヤズムのレメディがあります。

素因が癒されると、バイタルフォースが素因から解放され、

新しいバランスを作ることができるようになっていくと、

病気が発症しないようになります。

すごいと思いませんか？

自分の遺伝的な背景まで癒す療法は

ホメオパシー以外に聞いたことがありません。

次回から「マヤズム」について、もう少し詳しくお伝えしようと思います。