先日、「謎解き! 伝説のミステリー 3時間スペシャル」という番組で、本能寺の変をやっていました。
爆笑問題さんがMCで、定期的にやっている特番です。
「ぶっちゃけ寺」に出演されていた僧侶の人も出ているので、「ぶっちゃけ寺」と同じスタッフが制作しているのかもしれません。
番組は、本能寺の変を起こした明智光秀の背後にいる「黒幕」だとか、あるいは本能寺の変の「原因」と思われるものをいくつか紹介するものでした。
昔は、信長が明智光秀を冷遇した(所領を召し上げて、新たに土地を占領したら、そこを与える)とか、折檻した(武田家滅亡に関して光秀が、我々も骨を折った甲斐がありました、と言った事に信長が激怒したため)とか、家康の接待に手落ちがあった事を咎められたとか、いろいろ言われていました。
しかし、最近では、信長が光秀を非常に信頼して、厚遇していたことがわかっています。
自分(信長)に話をするときは、まず光秀に話を通せとか、京都の治安を任せていたとか、確かそんなだったと記憶しています。
番組で説得力があったのは、磯田道史さんの言っていた、穴山梅雪が武田家から寝返った事を要因とするものです。
ただ私個人は、明智光秀が本能寺の変を起こしたのは、あまりにも信長に引き立てられたせいで自信過剰になったせいではないかと思います。
人間、ついつい自分に都合の良い予測をしてしまう事があります。人間は、「自分の信じたい事を信じる」というのも真理だと思います。
信長は、苛烈な性格(安国寺恵瓊が、信長が謀叛を起こされる事を予見していたぐらい)なので、光秀は自分のほうが人望がある、と思ったのかもしれません。それで、信長を討てば、皆が自分に従うだろうと安易に考えてしまったのかも。
後に天下人になった秀吉も、信長のことを「勇将ではあったが、名将ではなかった」と評していました(たしか)。
ちなみに、雑誌で読んだある小説では、秀吉にちょっと囁かれた光秀が(信長が家臣を追放したりしているので、次はお主だろうと)、それで謀叛を決意したことになっていましたが、それではあまりに光秀が単純すぎます。
さて、私が番組で注目したのは、「信長の声」を再現していたことです。
私が若い頃、関口宏さんの番組でも「信長の声」を再現していたのですが、それは低くて太い、威厳のある男性らしい声でした。MCの関口宏さんは、出演者に対して「どうです、それらしいでしょう」と自信満々に言っていましたが(台本に書いてあったのかもしれません)、私は違和感を持ちました。
信長の声は、「かん高い」という資料があるからです。関口宏さんの番組の「信長の声」は、その資料に反していたのです。
今回の番組では、ちゃんと「かん高い」声で、「信長の声」が再現されていました。磯田道史さんも、そこを評価していました。
今までの再現は、戦国の覇王、第六天魔王としての、信長のイメージに合わせた「信長の声」だったのではないかと思います(かん高い声は信長のイメージに合わないと思う人が多いのではないでしょうか)。
やはり、ちゃんと資料に従うべきだと思いました。
余談。3DSの「信長の野望」をやっているのですが、敵の領地を占領する前に相手の情報を確認したら、金収入も米収入も多かったのに、いざ占領して自分の領地にしたら、金の収入も米収入もガクッと低くなっていました。ずるい。
どうりで、コンピュータはすぐに大兵力になるのに、こちらは国の経営が苦しいわけだ。