ohbikisedai1984のブログ

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前回の投稿から半年が経ってしまいましたが、益々経済が不安定な方向に向かっていて危うさを感じます。


日経平均の高値更新やマンション価格高騰などもありますが、中でもダントツに最近気になったのは、ニセコやその他インバウンド客向けの高価格設定です。


これはインバウンド客向けのお店で食事等を観光客の自国の物価に合わせて高い値段で売るというものです。


富裕層に良いものを売るのは経済活動として真っ当だと思いますが、この動きは単なるボッタクリ。すなわち特に商品を変えることなく、原価に対して適正利益を超えてお金を取ろうという物に見えます。


この活動は点でみれば、やれやれ。という感じですが、こわいのはこの価格設定をした店が儲かり他の店も真似するようになると波及して面になり得るところです。かつて日本人には総中流的な感覚があり、値段はひとつという感覚が長くついてきたと思います。それがこのような形になるとどうなるか。


端的にインフレを起こして貧富の差が激しくなるように思います。インバウンド価格を取れる業種とそうでない業種。すると、一部の成金と貧しい人々に別れて社会が不安定になるでしょう。


これは行ったことのある国ではジャマイカとキューバの違いに近い印象です。貧富の差が激しいジャマイカは治安が悪く居心地が悪い。一方で、キューバは貧しいのかもしれないけれど、とても治安が良くみんなが幸せそうに見えました。


これがもし本当ならば、インバウンド価格は国が一定の規制を掛けなければいけないと思います。そうしなければ、清貧で値上げもしない安定した国だった日本が欲望にまみれてあっという間に壊れてしまうのではないか。そのように危惧します。


以前大学院で学んだ国際開発分野とcreating shared valueの違いのような気もします。

とにかく日本が今後もいい国であるように願いたいところです。