ども、

ラブソロビンこと、

ゆりとけい、です。

今年も後僅かとなり、

駆け込み投稿です。

また、

今回もアニメヲタク全開となり、

相当に長くなりそうなので、

お暇な時間が

タップリとある時にでも

目を通して頂ければ幸いです。

勿論、

アニメに興味の無い方は、

完全スルーしてください。

ほとんど病気（？）の

内容ですので

さて、

BL（ボーイズラブ）アニメがあれば当然ながら、

その反対のGL（ガールズラブ）アニメもあります。

GLという言葉は最近知ったのですが、

要するに百合アニメの事です。

今回は、その百合アニメの特集になります。

百合という言葉は、

30年以上も前の事ですが当時、

男性同性愛者向けに発行していた

「薔薇族」という雑誌の編集者が、

男性が薔薇族なら

女性は百合族として

女性読者専用の

投稿欄を設けたことが始まりで、

以降、じわじわと広まっていきます。

当然ながら、

小説も、ドラマも、映画も、

レズビアンの世界になる訳ですが、

この、百合という表現に目を付けた（？）

アニメやコミックは、

本来のレズビアン物とは

一線を引く、

全く新しいジャンルを確立します。

勿論、女子同士の恋愛ドラマという

基本は変わらず、

女子同士のキスシーンなどもありますが、

完全な創作ドラマの世界であって、

ソフトタッチで且つ又、

BLテイストを取り込んだ

「やおい漫画」のように、

精神的な面が強調される話になります。

どことなく、ポエミーな作品が多いい感じです。

アニメという表現媒体も、

ソフトな世界を作り出す上で最適でした。

アニメで、

最初の百合ものと言われているのが、

９０年代初頭に大ヒットした

「美少女戦士セーラームーン」でした。

当時、ジャパニメーションとして

日本のアニメが世界の人気コンテンツに

なったことも背景にあり、

これまで、第一次アニメ声優ブームとか、

第二次ブームといった

細切れ的人気を繰り返していた

アニメ声優人気がここに来て完全に、

人気コンテンツの一つとして確立されます。

また、このアニメの大ヒットで、

アニメヲタクと呼ばれるファンが急増。

私も、このアニメが切っ掛けで、

アニメファンから

アニメヲタクへジャンプしました

話を戻して、

このアニメ自体は百合ものでは無いのですが、

中学生という年齢設定の５人に戦士とは別に、

５人をバックアップする

高校生（？）の２人の戦士がいて、

この２人のキャラクターデザインが、

百合モード満満開だったのです。

一人はボーイッシュ、

一人は乙女チック。

こんな感じの二人ですです。

↓

放送当時、一番人気は主役の月野うさぎ。

声を担当した

三石琴乃さんは、

初の主役デビューで

このアニメで大ブレイクし、

林原めぐみさんと並ぶ

大人気声優になりました。

近年では、ドラマ「リコカツ」にも出演。

月野うさぎ、三石琴乃さんの場合は、

男性ファン中心でしたが、

一方、女性ファンの人気が集中したのが、

上の写真左のボーイッシュキャラ、

天王はるか、でした。

しかも、声を担当した緒方恵美さんも、

見た目が少しボーイッシュだった為、

女性ファンが熱狂！

アニメファンも声優ファンも、

当時は大変でした。

因みに後年、

これまた大ヒットしたアニメ

「エヴァンゲリオン」で、

緒方恵美さんは

碇しんじ役で、

三石琴乃さんは

葛城美琴役で、

再ブレイクします。

尚、「セーラームーン」は現在、

テレビ神奈川で再放送中です、

この「セーラームーン」の後、

同じスタッフで創られた

「少女革命ウテナ」も

百合ものと言われていますが、

個人的には、

かつてのヒットアニメ

「ベルサイユの薔薇」のような

宝塚テイストなアニメとして観ていました。

続いて登場したのが、

アニメ界では初の本格百合アニメとされている、

「ストロベリーパニック」と

「マリア様が見ている」（テレビ神奈川で再放送中）

の２本。

どちらも、名門女子高を舞台にしたアニメで、

特に「マリア様が見ている」は

上級生と下級生の間で結ばれる、

あるシキタリがドラマの軸として

話が進むので、

確かに百合もの要素があるのですが、

設定上、多数の女子（美少女）キャラが登場し、

多数の人気女性声優が出演するので、

美少女キャラや女性声優ファンの多い

男性視聴者向けのアニメ、

という印象が強く、

個人的には特に百合アニメという

感じはしませんでした。

今や、百合アニメと言っても多岐に及び、

魔法もの、異世界もの、バトルもの、

アイドルもの、日常系など様々で、

何やら、女性主人公が２人以上のアニメや、

ストーリーに関係なく

百合キャラが出てくるアニメも、

百合アニメになっているようで、

あの「けいおん」も百合アニメなんだそうです。

いくら何でも、拡大解釈にも程があり、

個人的には、う～～～ん、です。

「けいおん」は、

百合アニメではなく音楽アニメです！！

「けいおん」の唯ちゃん↑

話の流れを戻して、

初めて本格的な百合アニメとして

観ることになったのが、

今回ご紹介する

「ささめきこと」でした

（前置きが長過ぎ）。

女の子が好きな

女子高生たちの話です。

正しく、百合アニメ。

主人公の

村雨純夏は、長身で

成績優秀、スポーツ万能、

しかも家は空手道場で、

腕力も抜群なボーイッシュ系なのですが、

女の子が好きで一人のクラスメイトの女子に

恋心を抱いています。

しかし彼女は、

かわいい女の子が大好きで

自分は全くタイプが違うために告白できず、

片思いのまま悶々とした日々を送っています。

また、クラスメイトで

これまた女子が好きな子が、

女の子が好きなもの同士が集まって

女子部を作ろう！と言い出し、

ひと騒動になるという展開で、

女の子が好きな女子高生たちの

微妙な心理や葛藤なども描かれますが、

アニメならではのギャグ的な絵や、

コミカルなストーリー展開も多く、

百合アニメですが同時に

女子高生たちのラブコメアニメとも言えて、

アニメファンとしては、

その段階でハマって観ていました。

ところが、シリーズの後半、

クラスメイトのひとりの女子が、

女の子が好きなのでは無く、

同人誌まで出すほど

百合小説にハマっていて、

その子と純夏が、

ある事を切っ掛けに知合うのですが、

このエピソードに、

滅茶苦茶感動！！

この「ささめきこと」に

ドハマリしてしまい、

以降、百合アニメは

要チェックの

ジャンルになったという次第です。

「ささめきこと」、

百合アニメであり、

コメディ色も強いですが、

女子高生たちのハートフル

青春ドラマですね。

「ささめきこと」第２話の

フル動画です。

↓

※海外からのアップなので（違法？）、

字幕（スペイン語？）が入っています。

現在、dアニメストアで配信中で、

久々に全話を観たのですが、

やはり面白く、

百合小説マニアの子と拘わるエピソードには、

再び感動してウルウルしてしまいました。

個人的に、最高の百合アニメです

ところで、

この「ささめきこと」、

今も百合アニメとして

人気が高いのですが放送当時、

コアな百合アニメファンには不評だったそうです。

なんで？

調べてみたら、

原作コミックの一部だけのアニメ化で、

中途半端な終わり方なのだそうです。

そして、もうひとつの難点が、主人公の

キャラクターデザインが、

同じ百合アニメ「青い花」の主人公と

全く同じで、

パクリ扱いされていたのだとか。

「青い花」、

「ささめきこと」同じ２００９年の放送ですが、

残念ながら観ていませんでした。

そこで早速チェック。

本当に、主人公のキャラデザイン、

全くと言って良いほどにソックリでした

「ささめきこと」の村雨純夏

↓

↓

「青い花」の万城目ふみ

↓

さすがに、これは・・・

でも、キャラ設定は全く逆で、

純夏は男勝り、

ふみ　は乙女チック。

とにかく、観ていないので早速、

視聴してみました

（youtubeで全話がアップされていました）。

「青い花」も

女子高生がメインの

百合アニメですが、

こちらはギャグやコミカルな展開は一切無しの

正統派の百合アニメでした。

色も淡い処理がされて、

詩的な雰囲気を醸し出しています。

舞台は鎌倉。

父親の仕事の都合で転居した

万城目ふみ。

これまた父親の仕事の都合で

１０年振りに子供時代に過ごした

鎌倉に戻ってきます。

そこで、幼馴染の女の子（奥平あきら）とも再会します。

二人とも容姿の変化に驚くも、

すぐに馴染んで交友を再開。

二人は別々の女子高に通うことになっていました。

子供のころから泣き虫で大人しい性格の　ふみ。

あきら　はいつも、そんな　ふみ　を元気付けます。

ある日

ふみ　は見るからにボーイッシュで

皆から憧れの対象ともなっている

（この辺の描写は、女子高あるあるですね）、

先輩の恭巳から

いきなりキスをされ

告白を受けます。

驚く　ふみ　でしたが、

彼女の告白を受けて付き合うことになります。

恭巳は以前、

あきら　の通う女子高の生徒でしたが、

ある事情で今の女子高に転向。

この事情が、後の展開に大きく拘わってきます。

また、その以前に在籍していた女子高に、

恭巳に強い思いを持っていた生徒、

井汲京子は今も恭巳に強い思いを寄せていて、

ふみ　とは三角関係な感じになってしまいます。

その後の展開は省きますが、

最後は、なるほどね、

といった結末を迎え、

ホッコリさせてくれる

百合アニメでした。

やっぱり、百合アニメは面白いです。

「青い花」、

第１話のフル動画です。

↓

ここで、百合アニメのお話は

終了となるのですが、

お話は、まだまだ続きます。

ここからは、関連のお話です。

BLアニメ、百合アニメと共に、

もうひとつ、アニメならではのジャンルがあります。

姫アニメと言われているジャンルで、

こちらは、アニメ界が創り出した

完全な

オリジナルジャンルになりkます。

基本コンセプトは、

主人公は一人の女性

（一人ではないと成立しない世界です）。

その彼女の周囲を

多数のイケメン男性が囲む形で

ドラマが進むのが、

このジャンルのアニメの

セオリーとなります。

また、この姫アニメは、

乙女ゲーム（略して、乙ゲー）として、

アニメ関連ゲームでは

今も高い人気があります

（ほぼ１００％、女性ユーザーです）。

この姫アニメは、

あまり観た記憶は無いのですが、

唯一ハマったのが、

「薄桜鬼」でした。

姫アニメとしての設定なりますが、

同時に時代劇アニメ、

それも本格派の作品ともなります。

幕末の時代、

音信が途絶えた父親を捜すため

京都へやって来ます。

そこで偶然知り合った新選組の隊員。

彼の計らいで、

父親捜しを手伝ってもらうことになり、

屯所での新選組との

同居生活を始めます。

彼女の周りは、

新選組の隊員ばかり。

つまり、イケメン男性たちがウジャウジャ。

完璧な姫アニメです

そもそも、

このアニメの原作自体が、

女性向け恋愛アドベンチャーゲーム、

つまり乙ゲーです。

新選組を題材にしたアニメですから当然、

史実に元付いた話、

例の池田屋事件も描かれます。

その事件では、彼女の機転で

事なきを得ることになります。

とにかく、女性ファンを中心に大人気で、

アニメも３期まで創られ、

舞台化、ミュージカル、

勿論、劇場版も。

また、一部のローカル局ですが、

ドラマ化もされています。

因みに、劇場版の音楽担当は、

「パトレイバー」や劇場版「攻殻機動隊」の

川井憲次さんでした。

このアニメ「薄桜鬼」は、

２０１０のスタートですが、

その７年ほど前にも

新選組を題材にしたアニメが

創られています。

↓「ピースメーカー鐵」です。

２００３年の放送で、

こちらの主人公は少年。

その点では、ショタコン向けアニメとも言えます。

ショタコンとは、

ショータロウ・コンプレックスの略語で、

少年愛にハマっている女性たちを指す言葉です。

このアニメの原作コミックの作者も女性です。

その語源は、「鉄人２８号」の主役少年、

正太郎から来ています。

なので、大ヒットミステリーアニメ、

「名探偵コナン」も

ショタコン向けアニメと言えなくもありません。

話が少し逸れましたが、

内容は、

長州藩士に両親を殺され、

復讐の為に強くなりたい一心で、

新選組の門を叩く所から始まります。

シリーズは、

池田屋事件でクライマックスを迎えるのですが、

このエピソードで描かれるチャンバラシーンが、

とんでもない迫力で、

圧巻でした。

このアニメと、

ほぼ同時期（少し後）に放送されていたのが、

香取慎吾主演の大河ドラマ「新選組！」。

慎吾ちゃんが近藤勇？

イメージ合わなさ過ぎ、

と思いつつも観ていました。

当然、

池田屋事件も登場しますが、

チャンバラシーン、

アニメの迫力には遠く及ばず、

日本のアニメはドラマを超えている事を

実感した瞬間でした。

そもそも、

テレビドラマ（ビデオ映像）で

迫力あるアクションシーンを

表現するのは物理的に無理です。

ど～しても表現したいのなら、

この秋のドラマ

「アバランチ」のように

フィルム映像にする必要があります。

欧米のドラマは、

今も全てフィルム映像です。

また話が逸れましたが、

このアニメも大ヒットし、

劇場版は勿論、

舞台化、

そして

TBS系列でドラマにもなりました。

因みに、土方歳三役の声優さん、

田中譲二さんは

後年（現在進行形です）、

「ゴールデンカムイ」で再び、

土方歳三を演じています。

「ゴールデンカムイ」については後日、

記事にさせて頂きます。

昔から、

新選組を好む

女性ファンが多いのですが、

その発端は

「やおい漫画」ブームにあったのではないかと

推察されます（あくまでも個人的見解です）。

やおい漫画、BL的テイストを漂わせた

パロディ漫画で、

作者も読者も女性中心。

パロディ作品である以上、

当然ながら元ネタが必要になる訳ですが、

白羽の矢が立ったのが、

新選組の

沖田総司と土方歳三の２人。

沖田（受け）、土方（攻め）となります。

当時、やおい漫画の女性作者たちに、

この２人は格好の餌食になってました。

新選組は、

女性目線でだと

BL的な世界に見えるのかもしれませんね。

ということで、よ～～やく終了です。

マジで疲れました

最後までお付き合い頂き、

有難うございました。

それでは皆さん、

良いお年を。

　　　　ゆりとけい

アニメ「ささめきこと」＆「青い花」