本格化の兆しが見え始めたももクロの最新シングルがループ再生できるクオリティな件 | C.I.L.

本格化の兆しが見え始めたももクロの最新シングルがループ再生できるクオリティな件

という訳で、ももクロである。

このブログで以前このような記事をアップした。

ももクロZはアイドルの系譜にあらず。直系の先祖は女子プロレスとプリプリである。

この時はまだももクロの認知度はそれほど高くなかったと思うのだが、気付いたら地上波番組に出まくり、セールスも順調で、「ポストAKBは実質上ももクロしかいない」 というポジションまで辿り着いたのではないかと。

それに今年の紅白出場も決定し、まさかの 「プリプリとの共演が実現」 っていう。たまたまだろうけど嬉しい。

ただ、ポストAKBだなんだと言いつつも、個人的にはAKBやハロプロの 「不潔さ・躾のなってなさ」 や、周囲の大人達の 「無責任さ・拝金主義さ」 がどうしても鼻につくため、応援しようと思えるアイドルグループはももクロしかいないのだが。

さて、お約束のように無駄に敵を作る発言から始まったところで本題ですが、ももクロの最新シングルがイイ!特にWTWTの入ってる通常版がイイ!

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サラバ、愛しき悲しみたちよ


1. サラバ、愛しき悲しみたちよ
2. 黒い週末
3. Wee-Tee-Wee-Tee
4. サラバ、愛しき悲しみたちよ [off vocal ver.]
5. 黒い週末 [off vocal ver.]
6. Wee-Tee-Wee-Tee [off vocal ver.]
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いわゆるA面は布袋作曲/編曲で、布袋が自分で歌っている声が聞こえてくるほどの布袋節。例えるならスリルやバンビーナ辺りの 「布袋シングル集」 の中に入っていても違和感がない。

これをももクロが好き勝手に歌い踊っている訳だが、過去作品と比較すると明らかに歌唱力が上がっており、まだまだ歌手としては下手糞と言われて仕方ないレベルではあるが、子供の成長は早いんだなと。

さらにこの曲が終わるとNARASAKIの悪乗りが暴発したかのような黒い週末が始まるのだが、これがもうなんていうかオヤジ殺し。タイトルからしてサバス(オジー) リスペクトであり、クレイジートレインの 「アーメマー!ハーッハッハ!アィーンアィーン…」 まで再現されているという宴会芸っぷり。楽曲自体は転調につぐ転調で、その度にサバスだパープルだってなリフが飛び出し、70年代総決算オムニバス的な構成である。

それでいて最後はちゃっかりとミライボウルのように 「謎の感動」 を生み出す展開になっているし、ぶっちゃけA面曲よりもこっちにヤラれた気がする。

そんでもってロックナンバー2曲が終わったところで、言い訳がましく 「普通の可愛いヤツもできるんですよ?」 と、キラキラポップなWTWTで〆ると。

おいおい随分と卑劣なクリンナップを組んできやがったな!


しかもね、その後に続くオフヴォーカルVerが地味に良いんだよ。ももクロの (上達したとはいえ) ヘッタクソなキンキン声だけだと途中で飽きる可能性もあるんだが、このオフヴォーカルVerを途中で挟む事によって 「お、やっぱ曲自体が良いなあ」 と心が落ち着く。

で、そのままループ再生で歌入りVerを聞くと、それはそれで 「やっぱももクロの歌ってヘタウマな味があるなあ」 と、さっき考えた事と間逆な感想を持ってしまうのだ。(単に天邪鬼ともいう)

おかげ様で 「アイドルグループのシングルを延々ループ」 という、オレの中で未だかつてない驚愕の展開に!

で、でね。

音楽を言葉で表現するのって非常に難しいというか、不毛な作業でね。

こういうのは本当はダメなんだよ?

絶対にダメなんだよ?



でもそのものズバリ聞いて貰った方が話が早いと思うので、これを聞いて良いと思ったらぜひ買うべき。オフヴォーカルVerは買って聴け。なんたって人間椅子のワジーがギター弾いてるんだぜ?そりゃクオリティも上がりますわな。

40代以上のオヤジほどハマる可能性が高いと思うので、取り扱いにはご注意を。


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サラバ、愛しき悲しみたちよ


1. サラバ、愛しき悲しみたちよ
作詞:岩里祐穂、作曲・編曲:布袋寅泰

2. 黒い週末
作詞:只野菜摘、作曲・編曲:NARASAKI
※ギターで人間椅子のワジーが参加!

3. Wee-Tee-Wee-Tee
作詞・作曲:CHI-MEY、編曲:大久保友裕

4. サラバ、愛しき悲しみたちよ [off vocal ver.]
5. 黒い週末 [off vocal ver.]
6. Wee-Tee-Wee-Tee [off vocal ver.]
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