30過ぎのオヤジ達が暑苦しくレディースバンドを語るスレ | C.I.L.

30過ぎのオヤジ達が暑苦しくレディースバンドを語るスレ

なぜか久々にゴーバンズを聞いてたんだが、そしたら頭の中に 「レディースバンド」 なんていう懐かしい単語が浮かんできてしまった。


最近の若いもんは知らんだろうが(オヤジアピール)、80年代のバンドブームに微妙に乗っかる形で 「レディースバンドブーム」 ってのもあったのよ。時期的にはちょうどガールズポップブームと入れ違いだったのかな?(もしかしたら何年か被ってるかも)


で、「そもそもレディースバンドってなんだよ?ヤンキー女のバンドか?」 なんて思ってしまう人がいたら困るので説明しとく。


人によって 「レディースバンド」 と呼んだり、「女の子バンド」 と呼んだりするんだけど、早い話が女の子だけで構成されたバンドのことです。別に特攻服着たおねいさん達のことじゃありません。


80年代に人気だったレディースバンドで有名どころというと、SHOW-YAやプリンセスプリンセス、それにゴーバンズなど。


バンドというとそれまでは極端な男文化で、女の子がいたとしてもヴォーカルかキーボードを担当する紅一点みたいな感じだったのね?(レベッカのNOKKOとかバービーボーイズの杏子さんとか)


当時は女の子は体力的な問題から 「ギター・ベースを弾きこなすのは無理、ドラムなんてもってのほか」 なんて言われていたのよ。女の子がバンドやってるってだけで色物扱いみたいな。


それがSHOW-YAのような立派にHMをこなしてみせるレディースバンドが現れ、プリプリが問答無用のPOP性でヒットを連発して確固たる地位を築き上げ、バンドブームの追い風も手伝って 「女の子でもバンドやれんじゃん」 という雰囲気になったと。


そうこうしている内に 「下手でもクソでもとにかく女の子だけで組む」 という謎のムーブメントが発生し、プロダクションもプリプリの大ヒットを見て 「金になる!」 と思ったのか、そこら中からレディースバンドを青田刈りしてきては 「二匹目のプリプリ!」 とばかりに売り出し始め、気づけばレディースバンドが一山いくら状態。


しかしセールス的にどれもこれもパっとせず、気付けばSHOW-YAもプリプリも大往生してしまい、あれだけたくさんいたレディースバンド達がキレイさっぱり全滅…。


一時期は 「NAONのYAON」 という、レディースバンドだけで日比谷野音でライブをやるというお祭りがあったくらいなのに。


あのブームは一体なんだったんだろう?と、未だに不思議に思う今日この頃である。



という訳で、今日は 『三十路シリーズ』 と称して 「レディースバンド」 について語ってみようかなと。


ただ一つ問題があって、レディースバンドって基本的に知名度がないんだよね…。


まずレディースバンドの代名詞と呼べるSHOW-YAは、実はセールス的に見たら大して売れたとは言えない。やはりHMだったのが敗因なんだろうか?世間はHMに冷たい。


で、ポップでそれなりにヒット曲のあったゴーバンズは、当時はそこそこ有名だったけど今となっては…。「ナゴム上がり」 という消せない十字架を背負ってたのが敗因か?w


他にもゼルダとかジャコウネコなんていう、独自の世界観や高い演奏力を持ってた名バンドもいたんだけど、悲しいことにマイナーすぎるんだよなあ。アレだけいいバンドだったのになぜ名前が残ってないんだろうか?


結局セールス面で堂々と 「成功した!」 と言えて、今でも名前が残ってるレディースバンドってプリプリくらいなんだよ。そのプリプリにしたって、奥居香というメロディメーカーとプロデューサーの笹地さんがいなかったらどうなってたかわからんし。



うわ、なんか勢いに任せて書き始めたのはいいけど、誰もコメントを残してくれないとか、もしくは悲惨なまでにカルトな一見さんお断り的な雰囲気に陥りそうな悪寒。


おかしいよな~。女の子ばかりで構成されたバンドって華やかな感じがするじゃん?それがなんでこんなにダメ~な空気が流れてしまうんだろうか?


なんかバンド業界ってプロレス業界とそっくりなんだよ。オレが何でもかんでもプロレスに例える悪いクセがあるという点を差し引いてもw


男のプロレスは落ち目とはいえ今でもそれなりに頑張れてるのに、女子プロレスなんかもはや無いに等しいし、バンド業界もそんな感じじゃん?


ビューティペア、ジャガー横田、クラッシュギャルズ、ダンプ松本、北斗晶と、世間でもそれなりに名前が通じる女子レスラーはいるのに、女子プロレス業界自体は瀕死の重症。


まあそっくり。


あまりにニッチすぎて、ロージー・ロキシー・ローラーとかノーマジーンとかバンド名を書くだけで哀しくなれる。


結構いいバンドも多かったのに、レディースバンドが成功しない理由ってなんなんだろうか?



例えばベルベットパウってバンドがいたんだけど、プログレっぽい曲をやってて、ほどよくポップで、演奏もしっかりしてて、個人的に大好きだったのよ。プロデューサーは天下の笹地正徳だし、メンバーのルックスもそれほど悪くないし、デーモン閣下と同じ事務所だったこともあってか閣下の番組に呼んでもらうことも多くて、本当に可能性のあったバンドだったんですよ。それがアルバム4枚出して売れなくて解散だもの。


途中でプログレ路線から妙なアイドルバンド路線になったのが逆に敗因だったんじゃないかと思う。売れなくてももう少しプログレバンドとして踏ん張ってた方がよかったのかも。



※突然ですがYOUTUBE叩きのお時間です。

YOUTUBEはあり得ない!これは重大な著作権侵害だ!みんなクレームを入れまくろう!

http://jp.youtube.com/watch?v=f2ssbf13nn0

http://jp.youtube.com/watch?v=fmklv0pGh4U

http://jp.youtube.com/watch?v=3wJjfjMW8bQ

なんかデビュー前のデモテープらしい。


http://jp.youtube.com/watch?v=9qTnko-0TNw

ポップ路線に転向後。ピンクサファイヤみたいになっちゃってます…。


あとBETTY BLUE(これも女の子バンド) のギタリストRANDYタンが、BETTY解散後に作ったアシッドラブってバンドがあったんだけど、そいつらなんかアルバム一枚だけ出して自然消滅ですよ。そのアルバムってのが結構出来が良くて、今でもたまに聞くというのに。




あまりに悔しいからアシッドラブのアルバムをブツ撮りしてやった!後悔はしてない!

これがねえ、グラムっぽくて70年代のブギーな感じがして、だけどポップで女の子バンドらしいというステキな逸品なのよ。この調子であと2枚くらいアルバム出したら完成しそうな感じだったんだけどなあ…。何曲もタイアップ付けてたのになんで売れなかったんだろうか?


※YOUTUBEならアシッドラブの1曲や2曲転がってるかと思ったら流石になかった。よほどマイナーらしい…。代わりにBETTY BLUEが 「NAONのYAON」 に出たときの映像があったよ。YOUTUBEは許せない!

http://jp.youtube.com/watch?v=BXpdkp76Z48&mode=related&search
久々に見てもやっぱRANDYタンはかっこいい。


※YOUTUBEは許せない!伝説のNAONのYAONのエンディングの模様までアップされているとは!

http://jp.youtube.com/watch?v=QyV-76_8xC4

なぜか兵藤ゆきの姿が。


※YOUTUBEは許せない!

まさかロージー・ロキシー・ローラーの映像まで上がってるとわ!

http://jp.youtube.com/watch?v=vQi-e1KSvC0
ROSY名義になってからの曲。何度見てもヴォーカルがAV女優に見える。しかしRRRは演奏は笑っちゃうほど下手クソだったけどルックスは良かったし、もう少し売れても良かったと思うんだが…。


※ニコニコも許せない!聞くたびにグっときてしまうこんな殺人ナンバーがアップされてるとわ!

http://www.nicovideo.jp/watch/sm498723

後半部分の畳み掛けとかヤバイわぁ。今聞いてもヤバイわぁ。



と、なんだか最後はYOUTUBEとかニコニコの動画を晒すだけの記事と化してしまいましたが、おまいらも好きだったレディースバンドについて思いの丈をぶちまけるといいよ。


それにしても、音楽センスが良くて、演奏技術が高くて、ルックスが良いレディースバンドってのは出てこないのかねえ。



■追記

YOUTUBE漁りをしてて見かけた今回一番のレア映像がこちら。

http://jp.youtube.com/watch?v=ttsXnNbpXlA

よりによって赤痢です。しかも木更津のジャガーさんと競演してます。なんだこの番組…。