ごめんなさい!ボクはアニメタルをバカにし過ぎてました! 第1話 『再発見』
ちょっと前にDMC(デトロイトメタルシティ)という漫画について書いた際
に、「メタルってなんやねん!?」 という命題にぶち当たってしまった。
それ以来オレ様は家のCDラックをひっくり返して様々なメタルチックなCDをかけてメタル成分を摂取しまくり、それで足らない分は新たに中古CDショップを彼女さんと巡って補充するという大変メタラーな生活を送っていた。
ちなみにあまりのメタル成分欲しさについついハズレを掴まされた事も多々ある。
一例を挙げると、ジューダスプリーストの見たこと無いベスト版を見つけて 「なんじゃこら?」 と買ってみたら、裏面に書いてある曲目20曲の内、なんと8曲が当時のドラムのインタビューだった時は久々に堪えきれない破壊衝動に襲われた。
普通メンバーインタビューを1曲としてクレジットすっか?
しかもインタビューにもご丁寧に英語で題名とかつけてんじゃねえよ!
英語が全くダメなオレ様は新曲かと勘違いするに決まってるじゃねえか!
ジューダスならナニをやっても許されるのか!(by前田日明)
まあそんなジューダスへの私怨はさておき。
一般的にヘビメタの元祖と言われているブラックサバスにしろ、LAメタル系、ジャーマンメタル系他、メタルからの派生型をアレコレと聞き狂っていたんだが、どうにもこうにもしっくりこない。(ロックフジヤマ でマーティ見てる時だけは何故か満たされるんだが)
なんと言うか、どれだけ著名なバンドの曲を聴いても 「オレ様の欲しいメタル成分」 が中々体内に貯まらないのである。
※余談だがウチの彼女さんは若かりし頃に日本のタレントに全く興味がなく、小学生の頃から外人のHR/HMばっか聞いて毎日ヘドバン(ヘッドバンギング)してたという筋金入りの国賊であり、中学校に上がった頃にはすでに 『BURRN!』 の愛読者だった過去を持ち、最近の口癖は 「身体がヘドバンに耐えられない!もうアタシは若くない!」 だったりするかなり痛々しい人物である。
さらに蛇足だが、彼女さんが 『BURRN!』 を読んでるのと全く同じ頃に、オレ様は 『パチパチ』 とか 『GB』 が愛読書でした。それからちょっと背伸びして買った雑誌が 『バンドやろうぜ!』 でした。
なんだこの焼け付くような屈辱感は…。
~閑話休題~
そんなメタル通の(はずの)彼女さんは、オレが半分冗談で聞かせた 「アニメタルマラソン1」 を大変気に入ってしまい、「これ聴いてればメタル成分は充分摂取できるよ!」 などという暴言を吐いてくださった訳で。
■参考リンク
しかも何に毒されたか知らんがvo坂本英三独特の 「演歌歌手かお前は!」 と叫びたくなる節回しによるシャウトがかなりツボに入ったらしく、 「ひ~びけキィャシィャァァァ~ン♪」 の部分でひゃーひゃー声を挙げて喜ぶ訳で。
さらには 「アニメタル他にも一杯アルバム出してるよ!買いに行こうよ!」 なんて言いやがる訳で。
だがオレ様はアニソンもメタルも大好きだけど、アニメタルなんて所詮イロモノっつうか企画物な訳だし、すでに解散(休止?)しちゃってるし、そもそもオレがアニメタルマラソンを買った理由はガーゴイルの屍忌蛇(ギター)のプレイが聞けるからであって、その屍忌蛇が脱退した後のアニメタルなんざ何の興味もない訳であり、オレ様が欲しているメタル成分には程遠いと思い込んでた訳で。
しかし!
しかしなのである!
あまりに彼女さんがアニメタルにハマるもんだから、オレ様も釣られて久々に真面目にアニメタルを聞き込んでみたところ、なんというか屍忌蛇がどうこう関係なく高揚感と満足感が物凄いのだ!
気付くとオレも彼女さんと一緒になってアニメタルでヘドバンしてたのである!
確かにアニメタルは実は凄いメンバーでやっている。
最初は坂本英三1人をフューチャーするような形式だったらしいが、デビューシングルのヒットで本格的なバンド形態になってしまい、気付けば退くに退けないメンバーが集まってしまった。
■アニメタル参加メンバーのほんの一部
ヴォーカル=坂本英三(アンセム)
ベース=MASAKI(ジャクスンジョーカー)
ドラム=梅沢康博(リアクション,ジャクスンジョーカー)、KATSUJI(ガーゴイル)、樋口宗孝(ラウドネス)
ギター=屍忌蛇(ガーゴイル)
さらにVOWWOWのサポートキーボディスト(後に正式メンバー)だった厚見玲衣とか、日本ファルコムのRPG 『イース』 のサントラを神のクオリティに仕上げた難波弘之とか、アニメタルレディにはメガデスのマーティ・フリードマンまで参加している訳であり、「お前らどれだけ本気なんだよ!」 ってな話である。
そんなもんだから演奏力が凄いのは認める。
今の日本のバンド業界全体を考えても、このアニメタル参加メンバーの物凄さはトップレベルだと思う。
だがこの演奏力の一言じゃ解決できない心満たされる感じは一体なんなのか!?
などと家で1人悶絶していたオレ様なんだが、気付くと池袋のHMVで屍忌蛇が抜けた後のアニメタルマラソン5と、アニメタルのラストアルバムを購入していた訳であり…。
で、このアルバムでギター弾いてる屍忌蛇の代わりに入ったsyuって何者っすか??
最近の人っすか??
なんかすっげええバカテクなんですけども!!
しかも調べてみたら 80年産まれだからまだ25とか26とかなんだけど…
なんだよその神の子!
しかも美形でいや~んカワイイ~!
あっという間にsyuタソの虜になるオレ。
しかもアニメタルマラソン5なんかすっげえクオリティ高いぞ!
ラストアルバムの方もマラソン系のアルバムと違ってフルコーラス入ってて、曲の完成度で言ったら相当なもんだぞこれ。
うっわー!
イロモノだと思ってたアニメタルで本気で感動してるオレがいる!
当然テクニックが物凄いのも要因の一つなんだろうけど、プレイしてる本人達が楽しんでやってるのが伝わってくると、聴いてるコッチも釣られて自然と首振っちゃうよなあ。(ちなみに彼女さんは首に事故の後遺症がまだ残っているのにブン!ブン!とヘドバンしたせいで、「ギャ!」と圧死した人みたいな断末魔の叫びを残して寝込みました。)
という訳で、1日中アニメタルをかけ続けてたらメタル成分を充分に補充できちゃったんですボク。
ほんと今までバカにしててすみませんでした。
解散しちゃってから見直しました。
どうやらボクが欲しかったメタル成分はコレみたいです…。(なんか勢いに乗って全曲レビューとかしちゃおうかな)
ところでアニメタルで満足すんのはいいんだけども、アレだけ 「真面目メタルがどうこう」 とか一生懸命語ってたオレ様は一体どこへ?
それ以来オレ様は家のCDラックをひっくり返して様々なメタルチックなCDをかけてメタル成分を摂取しまくり、それで足らない分は新たに中古CDショップを彼女さんと巡って補充するという大変メタラーな生活を送っていた。
ちなみにあまりのメタル成分欲しさについついハズレを掴まされた事も多々ある。
一例を挙げると、ジューダスプリーストの見たこと無いベスト版を見つけて 「なんじゃこら?」 と買ってみたら、裏面に書いてある曲目20曲の内、なんと8曲が当時のドラムのインタビューだった時は久々に堪えきれない破壊衝動に襲われた。
普通メンバーインタビューを1曲としてクレジットすっか?
しかもインタビューにもご丁寧に英語で題名とかつけてんじゃねえよ!
英語が全くダメなオレ様は新曲かと勘違いするに決まってるじゃねえか!
ジューダスならナニをやっても許されるのか!(by前田日明)
まあそんなジューダスへの私怨はさておき。
一般的にヘビメタの元祖と言われているブラックサバスにしろ、LAメタル系、ジャーマンメタル系他、メタルからの派生型をアレコレと聞き狂っていたんだが、どうにもこうにもしっくりこない。(ロックフジヤマ でマーティ見てる時だけは何故か満たされるんだが)
なんと言うか、どれだけ著名なバンドの曲を聴いても 「オレ様の欲しいメタル成分」 が中々体内に貯まらないのである。
※余談だがウチの彼女さんは若かりし頃に日本のタレントに全く興味がなく、小学生の頃から外人のHR/HMばっか聞いて毎日ヘドバン(ヘッドバンギング)してたという筋金入りの国賊であり、中学校に上がった頃にはすでに 『BURRN!』 の愛読者だった過去を持ち、最近の口癖は 「身体がヘドバンに耐えられない!もうアタシは若くない!」 だったりするかなり痛々しい人物である。
さらに蛇足だが、彼女さんが 『BURRN!』 を読んでるのと全く同じ頃に、オレ様は 『パチパチ』 とか 『GB』 が愛読書でした。それからちょっと背伸びして買った雑誌が 『バンドやろうぜ!』 でした。
なんだこの焼け付くような屈辱感は…。
~閑話休題~
そんなメタル通の(はずの)彼女さんは、オレが半分冗談で聞かせた 「アニメタルマラソン1」 を大変気に入ってしまい、「これ聴いてればメタル成分は充分摂取できるよ!」 などという暴言を吐いてくださった訳で。
■参考リンク
しかも何に毒されたか知らんがvo坂本英三独特の 「演歌歌手かお前は!」 と叫びたくなる節回しによるシャウトがかなりツボに入ったらしく、 「ひ~びけキィャシィャァァァ~ン♪」 の部分でひゃーひゃー声を挙げて喜ぶ訳で。
さらには 「アニメタル他にも一杯アルバム出してるよ!買いに行こうよ!」 なんて言いやがる訳で。
だがオレ様はアニソンもメタルも大好きだけど、アニメタルなんて所詮イロモノっつうか企画物な訳だし、すでに解散(休止?)しちゃってるし、そもそもオレがアニメタルマラソンを買った理由はガーゴイルの屍忌蛇(ギター)のプレイが聞けるからであって、その屍忌蛇が脱退した後のアニメタルなんざ何の興味もない訳であり、オレ様が欲しているメタル成分には程遠いと思い込んでた訳で。
しかし!
しかしなのである!
あまりに彼女さんがアニメタルにハマるもんだから、オレ様も釣られて久々に真面目にアニメタルを聞き込んでみたところ、なんというか屍忌蛇がどうこう関係なく高揚感と満足感が物凄いのだ!
気付くとオレも彼女さんと一緒になってアニメタルでヘドバンしてたのである!
確かにアニメタルは実は凄いメンバーでやっている。
最初は坂本英三1人をフューチャーするような形式だったらしいが、デビューシングルのヒットで本格的なバンド形態になってしまい、気付けば退くに退けないメンバーが集まってしまった。
■アニメタル参加メンバーのほんの一部
ヴォーカル=坂本英三(アンセム)
ベース=MASAKI(ジャクスンジョーカー)
ドラム=梅沢康博(リアクション,ジャクスンジョーカー)、KATSUJI(ガーゴイル)、樋口宗孝(ラウドネス)
ギター=屍忌蛇(ガーゴイル)
さらにVOWWOWのサポートキーボディスト(後に正式メンバー)だった厚見玲衣とか、日本ファルコムのRPG 『イース』 のサントラを神のクオリティに仕上げた難波弘之とか、アニメタルレディにはメガデスのマーティ・フリードマンまで参加している訳であり、「お前らどれだけ本気なんだよ!」 ってな話である。
そんなもんだから演奏力が凄いのは認める。
今の日本のバンド業界全体を考えても、このアニメタル参加メンバーの物凄さはトップレベルだと思う。
だがこの演奏力の一言じゃ解決できない心満たされる感じは一体なんなのか!?
などと家で1人悶絶していたオレ様なんだが、気付くと池袋のHMVで屍忌蛇が抜けた後のアニメタルマラソン5と、アニメタルのラストアルバムを購入していた訳であり…。
で、このアルバムでギター弾いてる屍忌蛇の代わりに入ったsyuって何者っすか??
最近の人っすか??
なんかすっげええバカテクなんですけども!!
しかも調べてみたら 80年産まれだからまだ25とか26とかなんだけど…
なんだよその神の子!
しかも美形でいや~んカワイイ~!
あっという間にsyuタソの虜になるオレ。
しかもアニメタルマラソン5なんかすっげえクオリティ高いぞ!
ラストアルバムの方もマラソン系のアルバムと違ってフルコーラス入ってて、曲の完成度で言ったら相当なもんだぞこれ。
うっわー!
イロモノだと思ってたアニメタルで本気で感動してるオレがいる!
当然テクニックが物凄いのも要因の一つなんだろうけど、プレイしてる本人達が楽しんでやってるのが伝わってくると、聴いてるコッチも釣られて自然と首振っちゃうよなあ。(ちなみに彼女さんは首に事故の後遺症がまだ残っているのにブン!ブン!とヘドバンしたせいで、「ギャ!」と圧死した人みたいな断末魔の叫びを残して寝込みました。)
という訳で、1日中アニメタルをかけ続けてたらメタル成分を充分に補充できちゃったんですボク。
ほんと今までバカにしててすみませんでした。
解散しちゃってから見直しました。
どうやらボクが欲しかったメタル成分はコレみたいです…。(なんか勢いに乗って全曲レビューとかしちゃおうかな)
ところでアニメタルで満足すんのはいいんだけども、アレだけ 「真面目メタルがどうこう」 とか一生懸命語ってたオレ様は一体どこへ?