手負いから始まった恋はもうしないと決めていた 愛しても愛しても私の求める愛は手に入らなくてどんどん不安が大きくなって相手も自分も信用できなくなる。そしていつも自分から手放してしまう。 あの日、彼はどうして私を抱きしめて 「こうすると安心する」なんて言ったんだろう。 男なんて信用できない。斜め目線の気持ちとささくれた心だけが私を奮い立たせていた。そうしないと、生々しい傷の痛みに支配されそうだったんだ。