君の瞳は宇宙より広く闇深く、また空より青く澄んでいて綺麗だと思う。 -15ページ目

君の瞳は宇宙より広く闇深く、また空より青く澄んでいて綺麗だと思う。

子供の頃から育てにくかった息子は
中2で不登校になり、そして強迫性障害を発症する。

今月は娘の専願受験が目の前にきており、目が回りそうな日々だった。


息子は娘のために、受験が終わるまでは出来る家事を引き受けると言ったので見守ることにした。

あかぎれがひどくなり、可哀想だと心が傷んだが

その度、一応は褒めたり、喜んだりした。



試験は念の為、娘と1泊することにした。

不安的中。ドンピシャで大雪である。

吹雪の中、ホテルの露天風呂に浸かり、もう2度と(試験には)来たくないけど、大人になったらこうしてたまにどこかで落ち合って旅行しようね(だからちゃんと稼げる大人になれという圧)と約束した。


息子はその間、ひっそりUberを注文したようで

自由を謳歌していた。



去年から息子の強迫の事を考えるだけで頭痛がして、気持ちが落ち、熱が40度くらい普通に出るようになった。

立派な知恵熱である。


12月にもう何度目かの熱で、知恵熱だと気付き、もう考えるのはやめよう、と悟った。


残ったのは神頼みである。




とある、うさんくさい温熱療法を時間潰しに通っているのだが

ここの風水カレンダーに願いを書いたら、叶ったのだと、先生が言った。



なんと最後の1本だというので

「受験が終わったので、合格するように書きたいです」と、さっそくもらうことに。

「今日、受験が終わったのに、今からって遅くない?笑」なんて笑われたが

そんなことはどうでもよい。



部屋の中心から西西東だかなんだかの方角にカレンダーをかけ、毎日お祈りせよというもので。


願いは、細かく。

住所から全て記入したメモをカレンダーの裏に貼り付け、毎日さすって祈りなさいと。



ほー。



善は急げ!

娘の受験のお願いを書いて、毎日祈る。

一緒に受けた子の名前も書いて、一緒に祈った。