我家のお墓は、自宅から車で40分くらいの公営霊園の中に

あります。最近は家族揃っての墓参が珍しくなったと聞きますが、

私は子供の頃そうであったように、出来るかぎり家族で行く

ようにしています。息子、娘夫婦、そして孫たち・・・・3代での

お墓参りです。


中でもお墓参りを一番楽しみにしているのは孫たち・・・。
お墓参りの手順というのでしょうか?「我家流お墓参りの仕方」を

一番先に覚え、毎回率先して行動してくれるので大助かり!

墓地に着き車を降りると孫たちは誰よりも早く階段を駆け

上がり、霊園内に備えてある手桶に水を汲み始めます。
水汲み場には水道もあるのですが、楽しみはポンプでの

水汲み。遊びを兼ねた水汲みは楽しみのひとつになっている

ようです。


墓所まで、水の入った手桶を運ぶのも孫たちの仕事。
みんなでお墓の隅々まできれいに拭き清め、お供物やお花を

供えて、順番にお参りするのですが、老若男女、ご先祖さまと

語りながら手を合わせる姿は、なかなかいいものですョ!


お参りが済んでからも楽しみが残っています。
水汲み場の横に立てられた東屋で、持参したおやつや飲み物

をいただきながらの小休憩・・・・実はこれが一番の楽しみ!

と言ったらご先祖様に叱られるでしょうか・・・。



                         推進委員 Uさん

二年前のことです。

お墓参りで出会ったある人の肩に小さな毛虫が
ついていました。声をかけ掃ってさしあげたら、
「きょうはお盆だから、殺生しないでおきましょう」
と笑って帰られました。

毛虫は命拾いをしたのです。その方のことですから
お盆でなくても無用に虫などを殺す様な事はしない
のでしょうが、その言葉は私にとって非常に印象的
でした。

お墓参りというのは、
故人に対することで自分をみつめ、
人の死を受け容れることで生きることを実感し、
「いのち」というものを考える大切なことなの
かなぁと思いました。


                 推進委員 花売り古娘

お盆も近づき、これからお墓参りに行かれる方も多いのでは

ないでしょうか。お墓参りに行ってお線香に火を点ける時、

ご苦労した事ありませんか?



数十本にまとめられたお線香に均等に火を点けるのは意外と

むずかしいのです。マッチやライターで直接点ける人や新聞紙

など何かを燃やして点ける人、中にはガスバーナーで点ける人

もいました。



最近は禁煙する人が多くなったのでライターを持ち歩かない人が

増えてしまって本火がないとか、新聞紙などを燃やして点ける場合、

お線香に火が点く前に新聞紙の火が消えてしまって全てのお線香に
火が点かなかった経験なんてありませんか?


そんな時は紙を絞って固く巻く、あるいは紙を細く折ってとぐろの様に

巻くなどして火を点けると火が長くなり全てのお線香に火を点ける

事が出来ます。是非試してみて下さい。



空気が乾燥する冬の芝生墓地などに焚きつけの不始末によりボヤ

騒ぎなども発生していますので注意も必要です。



                              推進委員 MO