ohageeenさんのブログ
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空想小説~もうひとつのうわの空 第5話~

マキ『え~っ 実は小説家さんだったんですかぁ?』

男『いやいや、しがない会社員だよ、趣味で書いててね、で、たまたま投稿したらこうなって』

マルガリータ『ちょっとちょっとあんた印税がっぽりもらってるんじゃないの~?私のお店きてよぉ、いい子いるわよ~、あ、子っていっても性別は男子です!』

男『だよね、丸山くんだもんね』

男は仕返しとばかりきりかえした。

マルガリータ『うっさいわね、あんた、で、どうなのよ、がっぽりなの?』

男『そんなわけないよ。初版発行され、なかずとばず。初版でおわり。自分で何冊買ったことか』

マルガリータ『あ、、わるいこと聞いちゃったわね、、ごめん、』
男『いいよ、いいよ、丸山君、現実だからね』

マルガリータ『そぉ、、じゃ、マキちゃん、ポッキーあげて、私のおごり』

マキ『は~い、ポッキーひとつ入ります。マスター用意お願いします~』

マスターの返事はない。

~つづく~

空想小説~もうひとつのうわの空 第4話~

マキ『ビールお待ちどおさま』

男『ありがと』

男はグラスの中の気泡をぼんやり眺めていた。

マルガリータ『あんた、もう、早く飲みなさいよぉ、ビールは冷たいうちのまなきゃ、おいしさ半減よっ』

男はマルガリータの言葉はもはや聞かず、鞄の中から小説を取り出して読み出した。

マルガリータ『あ~そうですか~無視っんぐですか~ あ、いやだいやだ、無視はね、いちばんしちゃだめなことなんだっば、大人としてっ』

男は小説を読むことに没頭していた。

マキ『なんの本よんでいるんですかっ』

マキは男の読んでいる小説の背表紙をみた。
マキ『ProMiss、、って誰が書いてるんです?』

男『俺だよ』

~つづく~

空想小説~もうひとつのうわの空 第3話~

男はマキやマルガリータとのやりとりを楽しみながらも、深くため息をついたりもしていた。

マキ『どうしたんです?元気ないですよっ』
マルガリータ『仕事のしすぎなんじゃないの?あんただったら、こっちの業界でもやってけるわよ、撫で肩だしぃ。こない?ウェルカムよっ』

男『ふっ。ほんとそうしたいくらいだよ』

マルガリータ『はいっ、決まりぃ。店長のジュンコママに電話しぃちゃぉ』

マキ『ちょっとちょっとマルガリータさんっ。ふざけすぎぃ』

マルガリータ『なによ、マキちゃん、あんたね、ちょっとかわいいからってね生意気いうんじゃないわよっ』

男『二人ともやめてくれ、ちょっと静かにしてくれないか。マキちゃん、ビール』

マキ『はい、かしこまりました』

マルガリータ『つまんないのっ。♪けんかをやめて~二人をとめて~』

~つづく~
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