最近巷をザワつかせている謎のデュオがいる。
Clown Core(クラウンコア)だ。

3月頭に突如YouTubeやTwitter、FacebookなどSNS群に新アルバム「Toilet」収録曲のMVを公開し始めたのだが.....
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とりあえず、彼らの曲を聴いてみて欲しい。
まずは最新曲「Hell」。









ん?




ん?




ん?






そう、ん?である。
2人とも激烈に演奏能力は高いのだが前衛的サウンドとシャウトがありとあらゆる思考を強制遮断してくる。



次に同アルバムより「Truth and Life」。


そういえばシャウトというか悪魔の唸り声のような声にもリリックがあるのに驚きだが、こちらはHellよりは取っ付き易い。唸り声と8bitサウンドの融合そしてジャジーエクスペリメンタルという構成。

ただMVが、ヤバい。もはや仮設トイレには動じない程順応してくるがそれでも序盤から謎の展開である。爆発、銃撃、戦闘機からホットドッグ(ミサイル代わり?)、ハンドメイド感溢れる自動車事故with仮設トイレ、爆発、銃撃、事故...
そして仮設トイレは宇宙へ。自己相似形を成す宇宙→仮設トイレ→吐瀉→宇宙。


そしてコメントも意味不明である。aの上に°とβ。
・・・?。


まだ見逃してはいけない。カテゴリは何に登録されているだろう。

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.....ニュースと、政治...? 


我々が今聴いたものは緻密に設計された風刺音楽だったのか?そんなクレイジーな発想も受け入れかねないほど脳が溶けてくる


極め付けは説明欄のリンクに貼られているホームページ。とりあえず飛んでみると一見マトモな画面が出現する。
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色々探ってみると、このサイトが非常に奇怪な構造になっていることに気付かされる。
メイン画面のこの4つのポイントへ移動して(移動先はそこまで狂ってはいない)下へスクロールしていくと....

なんと最初のメイン画面に帰ってくるのである。なぜ?そんな問いはナンセンスでありタブーである。

謎はまだ続く。色々探検していると画面右上にもう1つCONTACTとあるのが分かる。

意を決して飛ぶと

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疑問符の渋滞である。クラウンコアのビジネスメールがgmailなのは地味に驚きだが、それより大きなミステリーが中央に聳えている。なんだあの地図は。引いていくとどうやらアメリカ ネバダ州もしくはカリフォルニア州の荒野にピン付けされていることが分かる。

果たして此処に彼らのオフィスがあるのだろうか?勇気のあるクラウンコアファンは行って来て欲しい。例の仮設トイレが置いてあったりして。


そういえば、メイン画面には「music from a hell toilet」とあることからToilet収録曲のMVに登場する仮設トイレは地獄の物だったことが明らかになった。
だが一方「Toilet」のMV説明欄にはtoilet from toiletとあり、地獄のトイレという記述の信憑性は疑わしい(漂うダークナイトのジョーカー感)。


YouTubeの公式チャンネルに戻ろう。後で触れるが彼らは新アルバムToilet以前にもデビューアルバムを発表している。YouTubeにはそちらに収録されている曲のMVも公開されているのだ。試しに「I ATE A LUNA BAR AND MY DICK FELL OFF」を聴いてみよう。




テイストは同じ。注目すべきは説明欄である。
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いたってマトモなのである。カテゴリもしっかり音楽でコメントも読むことが出来る。



だが8年前から様子がおかしくなり始める。


まず「deck the hell」という曲名が理解不能だがやはりMVである。なんと謎の老夫婦が突如登場するのだ。

この後から次第にMVが奇妙なベクトルへ驀進し始める。昨年末に投稿されたニュースキャスターの顔にズームインしていく謎の動画はもはやMVですらなくなり、ラストに2人が薄暗い闇に浮かぶという恐怖の展開。
ホラーと化したこの謎ビデオのジャンルは...






やはり「ニュースと政治」である。



いい加減曲を紹介しておこう。

8年前に発売されたデビューアルバム「Clown Core」にはToilet同様のテイストの曲たちが収録されている(聴けばわかるがやはりToiletの方が洗練されているのは確かだ)。だが問題児クラウンコア。タダでは引き下がらない。このアルバムが登録されているジャンルは....

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まさかのチルドレンミュージックである。この登録を許したiTunesの罪は重い。
ちなみに2曲目「下痢・地獄・福祉・ブリトー」が目を引くがそれ以外の曲は比較的穏当。13曲合計13分収録も遊びのニオイがする。

Clown CoreClown Core
1,500円
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次は新アルバム「Toilet」。
前述の通りデビューアルバムより全面的に洗練されており「Clown Core」にはなかったサウンドがいくつも聴くことが出来る。ジャンルがワールドに登録されていることもお知らせしておきたい。
このアルバムのアバンギャルドポイントはラストの曲「Buy This Album」だ。曲名が既に遊んでいるがそれ以上に内容がふざけている。悪魔の唸り声やシャウトの激しいサウンドは突如鳴りを潜め、安物のネットゲームのクリア音声らしき何かが70秒近く流されたあとに今度は突然シャウト。

彼らの遊びに笑い、最後までクリア音を聴いてやろうと思った人はラスト7秒で心臓が止まるはずだ。
ちなみにこのアルバムにも'下痢曲'「Scheduled Diarrhea」が存在する。2曲目の「Witch Pussy」も見逃せない。
ToiletToilet
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と、ここまでクラウンコアを紹介というか探検してきたが何一つ分からない。道化師を標榜する彼らの周辺は全てが謎に包まれており、キケンなモンスターが野に放たれたような気がしてくる。今後の動向に注目だが、おそらく何も判明しないのだろう。。。

興味を持った方は是非彼らのアルバムやSNS、YouTubeを覗いて見て欲しい。未知の世界へのゲートが開くかもしれない。






最後に彼らのTwitterアカウントを覗いてみよう。

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どうやら彼らは100歳らしい。
ちなみにフォローしている3つのアカウントはどれも音楽に関係のあるものではなく、YouTubeMVの説明欄に通ずるキナ臭さがしてくる。