『神様のカルテ』
あらすじ(From:amazon)
栗原一止は信州の小さな病院で働く、悲しむことが苦手な内科医である。
ここでは常に医師が不足している。
専門ではない分野の診療をするのも日常茶飯事なら、
睡眠を三日取れないことも日常茶飯事だ。
そんな栗原に、母校の医局から誘いの声がかかる。
大学に戻れば、休みも増え愛する妻と過ごす時間が増える。
最先端の医療を学ぶこともできる。
だが、大学病院や大病院に「手遅れ」と見放された患者たちと、
精一杯向き合う医者がいてもいいのではないか。
悩む一止の背中を押してくれたのは、
高齢の癌患者・安曇さんからの思いがけない贈り物だった。
第十回小学館文庫小説賞受賞作。
- ¥1,260
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感想
この本は、先日まで滞在していたNYで一緒に仕事をしていた子が、
NJにある日本書籍を扱ってるお店で購入したもので。
おススメだから~と借りて読んでみたんですね
最初は、あんまり私の好みの作品ではないなぁ~なんて。
でも折角借りた本だし、最後まで読もうと先へ進んでいたんですね。
…なんだかんだ、最後は涙が止まらなかったです
孤独だった安曇さんとの触れ合いが、本当に素敵でしたっ。
治療って…何が最善の方法かなんて、人によって違うと思うし、
でも、それが例え命を縮めるコトだったとしても、
私は…最後に心から幸せだったって思ってもらえるなら、
その願いを叶えてあげて、静かに看取ってあげてもいいと思います
こんなお医者さんが身近にいてくれたらいいのにな。
なぁんて思っちゃう位。
大学病院からの支援を殆ど受けず、
地域医療に密着した病院で忙しく働きながらも、
看護師や患者さんとの触れ合う姿が描かれた作品です。
良かったら是非是非読んでみてくださいねっ

