2月のトルコミッション以後、このところ何をやっているかというと、あちこちの離島の代診をやっています。

4月上旬 与那国島診療所

4月下旬 与那国島診療所

5月連休 島前病院→海士町診療所

5月下旬 黒島診療所

 

与那国島はもう何度も行っていて、引き続き6月、7月、8月と代診予定が入っています。

これまで与那国島は医師1人体制だったのが、4月から新しい医師が加わり2人体制が始まりましたが、もうしばらく応援が必要な状況なのです。

 

海士診療所はお正月に続いて2度目の代診。

そのついでに、西ノ島にある隠岐島前病院にも当直してきました。

海士診療所には島前病院から医師が派遣されてくるようになってました。これまで28年も外部の応援なしに2人の医師だけでやってきたのが、いろいろと動きが出てきています。

診療所の状況や仕組みをよく知らないで病院勤務していると、

「何でこんな患者を送ってくるのだ?」と思われることがよくあります。

 

私が石巻の田舎の診療所にいたときに、患者の輸血をお願いしたら、先方の医師から「そちらで輸血くらいできるでしょう!」と言われたことがあります。おそらく診療所で勤務した経験がないのだと思います。大きな病院ではオーダーを出せば、周りの人が全て準備してくれるので医師は血液の確認をするだけで輸血が出来ますが、診療所ではそうはいきません。また遠くから血液を運んできて貰わないといけません。
診療所からあれこれお願いされるのは面倒に感じることもあるとは思いますが、診療所にもいろいろと事情があるのです。

 

黒島には初めてやってきました。

人口200人。

島には黒毛和牛が2000頭以上いるそうです。

環礁に囲まれた綺麗な海のある黒島。

平べったい珊瑚の島の大半が牛の放牧地か牧草地です。

サトウキビ畑が全くないのが沖縄らしくない黒島の風景です。

人口が少ないので患者さんもあまり来ません。

ここではゆったりと診療できるのがいいのです(笑)

 

さて、強い台風2号が沖縄に近づいてきています。

私の黒島代診は6月1日までの予定でしたが、このままでは台風が通り過ぎるまで島から出れなくなってしまうので、今日、島を離れます。幸い、6月から赴任する医師が前倒しで来てくれるので安心して戻れます。

ほんとは居心地のいい黒島にはもう少し居たかったのですけどね!

黒島にはまた来たいと思っています!