今日は私が政治の世界に入ってからの大恩人とも言える方のお別れ会がありました。最初に出会った時のことから、亡くなる数日前に最後に交わした会話までの記憶を鮮明に思い出して涙が止まりませんでした。
 過去4回の選挙全てで最前線で戦ってくださり、昨秋の選挙では病身を押して連日選挙事務所で檄を飛ばしてくれました。当選の瞬間には無意識に真っ先に抱き合いました。今思えば、それまで照れ臭くて出来なかった最初で最後の抱擁となりました。
 総務大臣政務官になった時も人一倍喜んでくれましたが、「俺が座りたいのは小倉君の大臣の椅子だ」と言って後援会で只一人見学に来るのを拒んでいました。最後に会った日に、絞り出すように声を出す姿を拝見して「もうすぐで大臣の椅子に座れるから頑張ってください」と声をかけました。少し、いやだいぶ大風呂敷を広げてしまいましたが、その時は満面の笑みを返してくれました。どうかお許しください。その分、その大風呂敷の見合うだけの中身に少しでもなれるよう一生懸命に頑張ります。
 お世話になった方が立て続けに鬼籍にはいり、心にぽっかり穴が空いた気がしています。ですが気を取り直して、これまで天国に行った支援者のためにも、今この瞬間も私に期待をかけてくださる人のためにも、1日1日を真摯にひたむきに過ごしてまいりたいと思います。