通信制高校で働いていたとき
叱られることにあまりに耐性がない
生徒たちを見ていて

叱られ慣れてない、
親が叱らないことが問題
だと私は思い込んでいました。

だから自分の子どもには
大人に叱られることには
ある程度慣れてほしい

と思って
あえて少し厳し目に接したりしていました。

しかしそれは大間違いだったのです。

実際にはそんな精神的なところより
もっと物理的な問題が前提にありました。

胆力(腹力)がある子どもは
多少キツく叱っても跳ね返せる。

それに対して
胆力のない繊細な子どもはキツく叱ると
ただただ萎縮して自分の感情を閉じ込める
あるいは逃避する。

私が問題視してきた子どもたちは
むしろ後者の成れの果て。

子ども時代に親に理解してもらえず
満たされないまま身体だけ大きくなって
求められることばかり大きくなって
子どもの気持ちが学童期〜思春期に爆発する。

そして親はそうなってから
腫れ物を扱うように叱らなくなったりして
優しく扱われる環境でしか過ごせない。

社会に出られない大人の完成。

何が問題ってもちろん親や教師の関わり方もあるけど
身体の土台が弱いことの方が問題。

いいか悪いかは別として
戦後は8割が機能不全家族だったというし
学校教育も今よりもずっと理不尽だった
昭和前〜中期には不登校はほとんどいなかった。

多少ひどい育てられ方をしても
跳ね除けられるくらいの身体の土台があったから。

現代は過去の悪習や間違った教育が正されて
いい関わりをしようと親も学校も頑張っているのに
不登校もいじめもどんどん増えて過去最多。

この根幹に姿勢が大きく関わっているのではと
私は個人的に考えています。

S字状湾曲を失った背骨
骨盤の形状の変化(安産型骨盤の激減)

身体を支える機能が
ことごとく劣化した現代の子どもたち。

どう接するかはもちろん大切だけれど
土台を育てる視点をもっと大人が持たなければ
いやそもそも大人の土台が育っていないから
そこから変えていかなければならないと思う。