長い1日

今日はスタート直後の最初の峠、ペイルスールドからレースが動いた。アームストロングを含めた12人ほどの逃げができ、11km地点の峠の手前でアントニー・シャルトーらが後追いで追いついた。新城幸也は峠の手前でマイヨジョーヌの集団から遅れ、小集団で峠を目指したが、「シュレックやエヴァンスを目の前に見ながら、ギリギリちぎれました。でも、バッソよりは前ですよ」とユキヤ。 その後、ツールマレーの上りでメイン集団からピエリック・フェドリゴがアタックし、前に合流。フェドリゴはそのままアームストロングらと逃げきり、自身2度目の区間優勝を果たした。「グルペットに追いつかれるまでは20人くらいの集団で走りました。追いつかれたのは最後の上り（オビスク峠）の上り口です。今日は長い日でしたね！」とユキヤは話すが、アルプスとピレネーを2週間越えてきた疲労感はほとんどうかがえない。明日の休養日はしっかり休み、最後の山岳に挑む予定だ。（大前　仁）