巡り会いにより
大和優雅震災三部作『スイヘーリーベ』
に出演する事ができました。
この作品に携わるにあたり
石巻にもいってきました。
震災の前、
2009年に家族旅行で訪れていた石巻。
あの時は、住宅も、観光地も全てが賑わっていた場所でした。
2014年2月
ニュースなどで伝えられるような
津波にのまれた家や、瓦礫はほとんど残っていませんでした。
海の近くにだけ、燃えた車が数台残されていました。
良くも悪くも、
海岸から2キロは何もありませんでした。
本当に何もないんです。
ただ、ただ
家の基礎だけが残り。
家主の帰宅の意識が強く残されているのか、
表札の壁だけを残しているお家がとても多かったです。
石巻の献花台には津波と同じ高さの柱がありました。
高さ6.9m。
海岸の津波が6.9mではありません。
住宅街の真ん中です。
数字で聞いても想像も出来ませんでしたが、
実際にみると、
「高い」
それしか出てきませんでした。
この震災では亡くなる直前に
Twitterやブログやメールで、
家族や恋人に
「今までありがとう」
と連絡した方が多かったそうです。
話を聞いた時は、
そんな余裕があるなら避難すれば良いのに
っと漠然と思っていた私がいました。
でも
実際に見て、高さを体感したら
こんな高さの津波がきたら
自分がもう生きられない、
逃げられない
助からない
と悟ってしまうんだ。
そう思って。
涙が止まらなくなりました。
家族旅行で撮った漫画館の前での写真。
比べてみると漫画館以外の建物はみんななくなっていました。
「被災地」はこれから良くなる事しかならない、
「復興地」になっていました。
美味しいものを食べる事が大好きな私は。
アンテナショップで美味しいご当地のものを沢山食べて、
復興地の力になっていきたいと思います!!!
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