肝臓がんは肝臓に発生する『原発性肝がん』と他の臓器に生じたがんから転移する
『転移性肝がん』とに分けられます。
原発性肝がんは肝細胞ががん化してできる肝細胞がん、肝臓内を走る胆管細胞が
がん化してできる肝内胆管がん、そして小児に発生する肝芽腫等があります。
転移性肝がんのきっかけとなる原発がんの部分は胃や大腸といった消化器官が殆どです。
肝臓がんは男性に多い傾向があり、病気にかかる割合を年齢別に見ると男性は45歳、
女性は55歳から増加するとされています。
特徴として8割以上の方が慢性ウィルス性肝炎や肝硬変をすでにもっておられます。
治療成績が良好といわれている肝切除後でも肝炎ウィルスなどで3年以内に約7割で残った肝臓内にがんが再発しています。小さいうちに発見すれば次の治療によって再びがんを消失させることも可能な場合があります。
治療後も定期的に血液検査や超音波検査・CT・MRIといった画像検査をお受けいただく
必要があります。
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