2016年にノーベル賞候補にもなった前田浩氏の研究による技術です。
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がん細胞に効率的に運ぶDDS(ドラッグデリバリーシステム)の事!
がん細胞は分裂や増殖を行うために、周囲の毛細血管から新たに「新生血管」を作りだし、
酸素や栄養を取り込みます。新生血管は血管壁が正常血管よりも荒く、100nm(ナノメートル)程度の隙間が空いています。
光免疫治療で使用する光感作物質の大きさは非常に低分子で、このまま体内に投与すると、正常血管から漏れ出してしまい、十分な量が定着せず効果が薄れます。
正常血管からは漏れ出さないように大きさを100nm(ナノメートル)程度に加工する事で新生血管からのみ飛び出すため、がん細胞に集中的に蓄積されます。
その為、正常組織に及びにくいため、副作用が少なく、EPR効果を用いた光免疫治療と標準治療(手術、抗がん剤、放射線)との併用を可能としており治療効果を上げる選択肢として光免疫治療が注目されています。
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