この一週間は辛い事の連続だった。

正直まだ終わってないし、これでもかと言わんばかりに・・・・こういうのって続く。


久々の登場がこんな形ですいません・・・。

もう見てる人・・・いないだろう。


「なぜ今まで?」・・・・という質問に、端的に、2行でお答えします。

もうブログを書くことは無いと思っていた。

理由は一つ、言葉が乱立し姿を超え、その人を表さなくなってきているから。



その他色々あるけど、

もうそんな事はどうでもいい。


けんたろうが書く以上、けんたろうをそのまま表していたいし、表す必要が無かったんだよ。

今まで。




書きたいと思う衝動が起きたので、

久々に綴ってみようと思う。





ウチに十年居た家族の一員が今日この世を去った。


家族の和み・癒し全てをひっくるめた・・・・本当に愛しい存在だった。





今までどれほど心配してきただろう。


臆病で、なのに血気盛んだった時代


網戸越しにケンカをしてそのまま家を飛び出し、瀕死の状態で帰ってきたことがあった。






ドアの隙間から脱走して、ルンルンで外を歩き、

捕まえるのに一苦労。





なぜか再犯を重ねた後は、腹がへる時間にドアを開けておくと勝手に帰っている始末。







家にいて、同じところを歩き、同じ所で寝て、同じところをウロウロし、同じところに留まる。






窓から見える景色が・・・本当に好きだった。


窓から外を夢中になって眺める姿はずっと忘れない。








今もその窓のこっち側にいるんだよ。

窓見るたびに思い出しちゃうじゃん







今までずっと出ていく方だった。

あいつが来たときも自分は家にいなかったし、

見送る事はしたことがなかった。




でも、自分が家に帰って、

最近、見送る事が増えた。





見送る方が寂しい。





この一週間は心の整理を・・・覚悟をつける一週間だった。



姿が変わって、目が見えないのに反応してくれて、

食べなくて、よたよた歩く姿とリンクしていくようだった。






元気な時の姿と全く逆だっただけに、

その姿が悔しかった。





だから、

魂が姿から離れてから、仕事に行き、家路につくまでの間、


「あんだけ走れないんでいたんだから、今頃家の中走り回っているんだろうな・・」

って想像していた。



家についてその静かな空間を見た時に、


「どこで寝てんだよ~・・・」

と思った。




自分の部屋のドアの前で、


開けてもらえないで「ニャアニャア」鳴いている姿を思い出してしまった。







覚悟なんてそんなもん・・・










でもね、



おまえに充分癒してもらったよ







おまえ賢いからさ、

いっつも感心させられたよ






素で人を和ませれるからさ。






立ち直れなそうな人が周りにいて困るよ。


いてほしい空間にいなくなるのって・・・罪よ






・・・聞いてる?



また耳だけこっちに向けて目つむって・・・









いいよ、外出て走っておいで







2013年10月17日

僕が知り合った先生は、御年62歳。


小さな島で、でもそれなりに整った・・・お医者さんをしていらっしゃる。



初めてお会いした席で、話弾んで、忘年会の映像を見さされた。



先生は黒の渋いテンガロンハットをかぶり、うつむき加減で、エレキギターを弾いていた。




かっこよかった。



曲は古めの昭和歌謡だったり、コンドルが飛んでいったりするような・・・・なじみのある曲ばかりだが、


年老いて定年を超えた世代の、それもお堅いお医者様が、



エレキを寸分のミスなく弾いてる様は「かっこいい」と例える以外の何物でもなかった。




お世辞でもなんでもなく、


「かっこいいです。」


とお伝えしたら、音楽について満面の笑顔で話してくれた。




ぼそっと、


「僕も昔ベースを弾いていたので」と一言言った。





食いついた。





「これを渡すから、弾け!」



と言われた。



渡されたのは、




それはそれは・・・・大きなベースアンプだった。







話はあれよあれよと進み、


二人のセッションも幾度と重ね、




今度・・・・一緒の舞台に立つ事になった。







もう二度と弾く事は無いと思っていたベース。




今は、キレイに整備もされて、


あの頃ほど指の硬さやら、練習量やらは戻っていないけど、




あの時には弾く事も無かった曲を、



今、練習させられています。






音楽に対する気持ち。 楽しかった気持ち。 やってきた事、



無駄にしたくないと思えば・・・・


必ず何かが引き寄せてる、そんな気がしてなりません。






オレはベース弾いてるから、






練習忘れんな!







今は、違う形でもう一度舞台に上がれる喜びと、


いつかこれを活かせる時の楽しみを、


願って楽しみに待つばかりです。




神戸で “それでも” やってきたとこ・・・・・・見せてきたるわ。




かなり前に決まっていた事だったみたいだけど、一応先行してお喜びの声を!



昔、彼の選手時代の写真の入った下敷きを愛用していた。


彼は色々記録の持ち主であり、球団を代表する選手でもあったし、

彼が監督になる事、いずれ監督になるであろう事は、誰の眼にも明らかだった。



幼心の眼に焼きついた光景があった。


僕はどんな記録より、どんな名シーンより・・・・たぶん注目もされなかったであろうその、

1つのシーンが大好きで、彼を好きになった。とも言える。



130試合の中で、公式戦は1試合だけ、自分の生まれ故郷で行われる試合がある。


まだ中学生の頃はその試合を見に行く事が、唯一自分の好きなチームを近くに感じられる楽しみで、

よく内野席から試合を見せてもらった。



7回表。 相手チームの攻撃。 たぶん、カープが勝っていたと思う。


もう終盤で、このままうまく行けば・・・・と誰もが思っていたであろう時に、悪い病気が始まった。




中継ぎがポンポン打たれ出す。打たれだしたら止まらない・・・・



一つのエラーに、重ねるエラー・・・


満塁になったら、走者一掃のクリティカルヒット。。。。


3アウトの遠い事・・・・




たしか、その間に一度、彼はファールゾーンの球を追いかけて、無理やりにでも取ろうとしたが、

あえなく取れなかったようなシーンもあったかと思われる。



見ているこっちは、歯がゆくて仕方ない。 (相手チームの応援なら万々歳だろうが。)


なんせ、一応ホームゲームだし。




歯がゆいというか・・・・半ば諦め気味だった。(あぁ~あ、、今日も負けだ、こりゃ。。。)


ファンの何人かも白い目で見ていたに違いない。

(どうせ、、いつもの事。 あぁ~あ・・・・・またやった・・・・・)





バッターの打球が詰まった。




ようやく、取れそうなフライが、ショートの真上に上がった。






(ふぅ・・・やっと、向こうの攻撃も終わりか・・・・)




ショートの彼がなんなく取った。






その瞬間、ホント一瞬だったけど、下向き加減の彼がボールをつかみ・・・・





渾身の力を込めて、ボールを地面に叩きつけたのである。






それから足早にベンチに帰っていった。




恐らく見逃した人も多かったと思う。 カメラがあったにしてもあのシーンはたぶん撮りきれていないだろう。


現実、その試合は大敗したままで試合終了した。




でも、僕の中では・・・・選手生命を終わるその時よりも、なぜか印象に残って、

決して忘れられない一番のシーンとなって、今も焼きついている・・・・。




心のどこかで、


「どうせ、選手ももう諦めてんねやろ・・・・いくら応援してもこの点差じゃなぁ。。。」と、


間違いなくあの場にいたファンの、90%は思っていた空気だった。



それでも打たれる選手の顔色を見ていたら、


「あぁーあ、選手もダメな顔してんじゃん。しらけた顔して投げてんじゃん・・・・」と見ていた、


球団関係者もいそうなものである。




だから、あの光景は意外だった。




彼だけが、何かを感じ続けていたんだと思うと・・・・・胸が震えて今も忘れない。








今、はっきりいって!あの日のファンに近い思いで・・・見ている人も多い事だろう。


気がつけば、阪神の優勝年月の遠ざかりを遥かに越えそうな勢いで、


怒ってベースを投げ飛ばすようなパフォーマンス監督の、おもしろシーンにみんなが騒いで、


Tシャツになったりしている。


「頑張って優勝してほしいですね。」・・・・・なんだか、叶いそうもない遠い夢を、毎年お決まりで話してるような、



現実感が薄れている、“いるだけでいい”みたいな空気に包まれてる中、





「そうじゃないやろっ!!!!!」と、




“彼の投げつけたボール” が、 今必要になっている。








いればいいんじゃないんよ。



応援している限り、



優勝を見せてほしいんよ。






僕も今、周りに流されそうになっている。 

周りの空気が勝手に決める「これがベスト」の狭い枠組みの中で、がんじがらめにされている気分である。


周りの決めるベストは、自分のベストじゃないという事。


もっと可能性を引き出して、もっと自分の思う欲に忠実に、


もっともっとやってみたい。



しらけムード漂う空気の中で、


一人、帽子の鍔を下げて、それでも前を凝視し、


下唇を噛み続けてるような気分である。





だから、彼には期待したい。