私は東京都のあるところで職員をしています。

今回は世田谷区立中丸小学校の女性副校長先生の警備さんへのパワハラいじめ問題について書かせていただきたいと思います。

N小学校の、ある民間の警備さんとは個人的な関わり合いがあります。

現在に至るまでどのような関わりがあるかを細かく書いてしまうと色々とわかってしまうので、そこはお察しください。

さて、今回はその彼が中丸小学校を辞めさせられるかもしれないということを知りました。

これを知った流れも関わる人の安全を考え伏せさせていただきます。

そんなわけで、彼を知る数人と送別会がてら会ってきました。

実は数ヶ月前より、彼と現在の副校長との関係の悩みについて何度か聞いてはいました。

ですがそんなに詳細なお話しを聞いていたわけではありません。

どうしたの?と聞いても、彼はあまり詳細には話してくれませんでした。

今までに聞いていたのは、副校長先生が個人的な理由で特定に警備さん、つまり彼を嫌うようになり、そのことが影響して副校長先生は業務上の話にも一切応じてくれないということをふざけながら話してくれました。

ですが、それが原因で辞めさせられようとしている現在、今更隠すことはないと詳細を話してくれました。

私たちがそういうムードにさせてしまったのかもしれません。

そんなムードの中で聞いたお話しがあまりに理不尽に感じたので、そして彼はご自身が不利になったときに備えて様々な証拠を残していて、それを実際に見せていただいたので、こうして書くことを決めました。


まず彼の発言を書いてみます。

前任の校長先生と副校長先生とはいい関係でお仕事ができていた。

20184月に校長先生と副校長先生が同時にかわり、最初はずっと相手にしてもらえなかった。

単にお忙しかっただけだと思うが、提出した検印が必要な書類に数週間ハンコを押してもらえなかったりした。

それが少しずつ打ち解け、途中からはよく話すような関係になっていったが、今度はあまりによく二人が話しているものだから、職員の一部では二人は付き合っているのではないかという噂になったこともあった。

そんな噂もほとぼりが冷め、話ししていても違和感がなくなっていった。

(話してる内容は基本的には業務のことが中心だったようなので、違和感がなくて当然な気もしますが)

副校長とは話しが合い、プライベートでも会っていた。

(実際のそういった関係性が、はたから見ると付き合っているように見える原因だったのかもしれません)

プライベートの時に話している内容は、副校長の悩み相談が多かった。

副校長先生からは、その後も何度かお茶に誘われていた。

校長先生も副校長先生からも、もっとうちの学校に入って欲しいと彼は言われていたようで、警備会社の方へも直接何度となく頼んでいた。

学校休業日の長時間勤務を10日間連続でN小学校に勤務し、それを校長先生も副校長先生も望んでいた。

学校での業務上のことでも、お互いの言いたいことを言い合っていた。

だけど、学校は学級崩壊のクラスなどもあって荒れており、警備上も困ること多く、言いたいことを言い合える関係が仇となり副校長先生との関係はわるくなった。


もともとは校長先生も副校長先生も彼を評価していたことがわかります。

それが副校長先生と彼の関係がいつしか壊れてしまった。

私が問題だと思うのは、ここからの副校長先生のご対応です。

彼の発言に戻ります。

いつものように副校長先生のところにご挨拶と、業務に必要なものを受け取りに行く時間に職員室に入っても副校長先生はいない。

今まではいないことはほとんどなかった。

明かに避けるようになり、一瞬目が合っても冷たい視線を向けられるのみ。

警備としての情報がないと困ることを含め、情報がほぼ与えられなくなった。

情報が与えられなくて対応できなかったことなどを校長先生、副校長先生に提出する用紙に書いたことを、すべて副校長先生を責めているものと受け止められてしまった。

私は彼にその用紙のコピーを見せてもらいましたが、警備さんのお立場として、この情報がないのは困るなというものばかりでした。

副校長先生は警備さんには情報を与えていないのに、それを警備さんが求めているからって副校長先生を責めているというのはちょっとおかしいと思います。

しかも、立場が上の人がそれをやってしまうと、指示を受ける側は困ってしまうのは当然です。

これははっきりいってパワハラです。

校長先生も、副校長先生が責められているという副校長先生を守る姿勢のようなのですが、校長先生には、どのような流れで今の状態になっているか彼からは話していないようだし、副校長先生が自らプラベートでも会っていた関係だったことなどを話しているとは思えず、なぜ今の様になっているかの真相は知らないのではないか。


そうした副校長先生の行動や態度が関係してか、警備さんへの冷たい態度は先生たちにも浸透していったようです。

最近になり、ますます関係は悪化しているらしく、学校の中のある人に警備さん用の掲示物を勝手に捨てたりした人もいたようです。

そのことを警備さんは校長先生に相談したら黙殺されてしまったようです。

ここまでくるといじめですね。

いじめを許してはいけない学校が、いじめをやっている。

一人へのいじめは、別なところにも繋がってしまうこと、まわりに影響与えることを意識しなければいけないはずの人がすることではない。

そして、今回の事例ではすでにそうなっているということです。


彼によると、副校長先生が先生たちに冷たい態度をするように求めたというわけではないと思うが、今まで誰の目にも密に話していた二人が、急に話さなくなったことで異変を察したのではないか。そして、もともと下に見られる学校内での民間というある意味部外者の立場は、先生たちにとっての上司が仲良くしている相手とそうじゃない相手に対する対応の変化が現れているのではないかとおっしゃっていました。

副校長先生との関係が壊れてから、彼と仲良くしているところを人に見られない方がいい空気がN小学校に満ちていったのかもしれない。

たしかに学校は、こういう空気を作りやすい。

そして皆、ここではそんな空気を吸って生きているのです。


読んだ方が、どのように受け取るかは自由です。

しかし、彼は辞めさせられようとしています。

そのことで彼は精神的に追い詰められています。

弱い立場に人が辞めさせられ、私たちのような安定している側が残る。

もっと詳細を書けば、いかに彼が酷い扱いを受けていたかわかるとは思うのですが、そこまでの勇気はないでごめんなさい。


私たちでも、上下関係の理不尽さを感じることもあるのだから、そこに民間企業として加わる雇用的に弱い立場の人たちは、なおさらそれを感じていることでしょう。

安定した私たちの上司は雇用を守られ、弱い立場の民間の警備さんは職を奪われる危機にある。

これが2020年現在の中丸小学校です。

このままでは中丸小学校はヤバいと、そういう想いで書かせていただきました。