「みんな、スタッフ、イベンター、ミュージシャンに…」
と『すべて去りがたき日々』を歌い始めた小田和正さんの背中をじっと見つめていた
一音、一語聞き漏らささないように耳を傾けた。
『いつも いつも』
曲が終わっていく寂しさの中、
フライングが一つ、ゆっくり、ゆっくり舞い降りて、
自然な出来事が演出されたように綺麗に舞い、
曲の終わりと共にマイクスタンドの下に静かに落ちていった。
バンドのメンバーが定位置に戻って行った。もう一曲ある!嬉しくなった。
小田さんが、「お馴染みの人が来てます」と言い、
クリスマスの約束のメンバーが登場で大歓声!!
小田さんを中心にみんなで『キラキラ』と『ラブ・ストーリーは突然に』を歌い上げた。
最後の『いつも いつも』が終わり、寂しい気持ちの中ら一気に華が咲いた。
私はクリスマスの約束の観覧当選はずっと叶わなかったけど、
これで報われたようだった。
阿部さんからずっとお花が届いていて何があるのかな??と思っていたけど、このことだったのかも??
クリスマスの約束のメンバーは小田さんから見て、
「ミュージシャン」と呼べる人たち。
「みんなの」クリスマスの約束にしたいという小田さんは、
自分の曲を歌うことを極力避けていたということだったけど、
PRESSの根本要さんのインタビューを読んで、
クリスマスの約束のメンバーは、番組で、小田さんに自分の歌をもっと歌ってほしかったんじゃないかなって思った。
去年の最後のクリスマスの約束がスケジュールの都合で参加出来なかったスキマスイッチも含めて、
みんなで感謝の気持ちを込めて、
楽しそうに小田さんの歌を歌われている姿はとても素敵な光景だった。
小田さんは信頼を寄せるミュージシャンに支えられてクリスマスの約束を長い間続けて来れたのだと思う。
ミュージシャンと一人一人ハグしながら別れた後、
ピアノがせり上がってきた。
『my home town』のイントロ。
歌い初めてすぐ涙で歌えなくなった小田さんをみんなで歌って支えた。
再び小田さんの背中をじっと見つめる。この背中にどれだけのことを背負っておられだろう。胸が締め付けられた。
終わってしまった…
誰もが思った瞬間、
「また会おうぜ!!!」
それは私たちに一瞬でも寂しくさせないような小田さんの優しさが溢れていた。
このツアー、一番大きな小田さん声だった。
今日この場所に思いを託された人にも届くようにと感じられるとても力強いお言葉だった。
それは約束ではなく、希望だと思った。
大歓声の中、生で拝見できるのは最後かもわからない…
そう思い、小田さんを感謝の思いと共に静か見つめていた。
そして、泣き顔からの舞台に降りる前の最後の笑顔を強く、強くこころに刻んだ。
「小田さん、お疲れ様でした。ありがとう」
6年前ツアーラストの愛媛で『また会おうぜ!!」を聞いた時はホッして座り込んでしまった。
でも、その時とは受け止め方が明らかに違った。
行った公演でその日の自己ベストを尽くされている小田さんを祈るような気持ちで毎回見ていた初めてのツアーだった。
札幌で酸欠状態になったことを少し前のPRESSで知った時は、息が止まりそうだった。
横浜最終公演後の新聞記事で発熱もあったと知り、どの会場だったのだろうと思っていたら、
PRESS最新号に書かれてあった。
無事完走の裏で大変なことがあったことに何とも言えない気持ちになった
今回のツアーでの緊急事態、ステージ上がるための大変さを考えると
本当は嬉しい言葉が、受け止めれない愚かな自分がいる。
願うは「どうかお元気でいて下さい」
それだけだった。
でも、田家さんがPRESSに書いた記事を読んで、
この先の小田さんの活躍も楽しみにしようと思った。
「また会おうぜ!!!」
と最後にみんなに力強く言ってくれた小田さんに感謝です。
ずっと楽しかったね。
ご自身の活動を奮い立たせるためでもあった月1回の発行だったPRESSもあと1回で終わる。
これからの活動は今までよりゆっくりになって行くだろう。
またいつか大好きな小田さんのお元気な顔がどこかで見られたら嬉しいな。
PRESSの最終号に小田さんのインタビューが掲載されるとのこと。
PRESS最終号、私はどんな気持ちで読むのだろう。
あたり前だったものが、一つ一つ終わっていく。
一度にすべてが終わらないようにして下さるのは、これも小田さんの優しさだと思った。
ただただこのツアーを見届けたかった。
ツアーファイナルの横浜アリーナ公演のチケットが前回のツアーに続き、
イープラスで自分名義の申し込みのみで当選することができた。
大阪城ホール2日目のPRESSのリセール当選に続き、有り難いことだった。



