お疲れ様です。


僕です。


暑いですね。


暑いのでなんだかジムもサボりたくなりますね。


雨の日もジムをサボりたくなりますが暑い日もサボりたくなりますね。


結局のところただの面倒くさがりなだけなのでしょうね。


暑い日なので読書をしようと思い


脳科学者の中野信子さんと内田也哉子さんの


「なんで家族を続けるの?」


という本を読みました。

 

 



 

 

内田也哉子さんは内田裕也さんと樹木希林さんの娘さんです。


これだけでも普通の家庭ではないことは想像に難しくないとは思います。


お父さんは浮気もするし家庭で喧嘩をすれば流血は日常茶飯事、口を開けば言い争い、そしてロックンロール!

別居はしてたけど離婚はせずにいたようです。


中野信子さんの家庭も

なぜ結婚したのかと問いたくなるような、客観的に見ても楽しい会話も互いに一緒にいるメリットもない、関係性の非常に悪い両親のもとで育ったとおっしゃっており苦しんだようです。


そんなお二人が家族について様々なテーマで話し合っているのがこの本です。


そんな家庭環境で過ごされた方の話は読んでいて骨身にしみます。
















血のつながりは大事なのか。













このことは本書でも出てきますが私自身もこのことについて考え苦しむことがあります。


そのなかでも中野さんの理想の子どもの産み方が印象的でしたので一部抜粋します。

※いずれ実用化されるかもしれない人工子宮を使った出産について。


「人は自分の体を使って産まないほうがいい。

こうすれば親子が互いに過剰な愛着を持たずに済む。愛は環境が整わないうちは人類にとって子育てに有益なものだったけれど、人類は環境をかなり整えて、テクノロジーも発達させた。現代は愛が毒になる時代が到来しつつある。無理して愛をこじらせ、親子ともに苦しむぐらいならテクノロジーを利用したらいい。」


この文章は賛否両論ありそうな考えですが

中野さん自身が親子関係の中で愛着に苦しんだからこその言葉であると思います。


家族とか血縁関係がなんでこんなにもやっかいで疲れるのか。


それは

家族とは情緒的なつながりがあるものだという期待が家庭内、家庭外であるから。

これが苦しさの諸悪の根源なんですかね。



TVの車のCMで流れているような

これが普通の家族であると言わんばかりの唯一無二の家族像であるかのように理想を押し付ける。 


このような刷り込みのせいで自分の家庭は他と違っておかしいのではないかと他者の家族と比較をして悩んでしまう人間もいる。


比較して自分は他の人に比べて不幸だとか幸福だとか考えるのはキリがない。


絶対的な幸福はない。


幸福には正解がないし

自分にとっての幸福が誰かにとっての不幸だということもある。

逆もまたしかりで誰かにとっての不幸は自分にっとっては幸福である。

捉え方が人それぞれである以上そうなんだろうなと思う。


ちなみに僕の幸福?なのかはわかりませんが

何かに没頭していて

幸福とはなんだ?不幸とはなんだ?と考えることのない事自体が幸福のような気がします。


こんなこと考えること自体が不幸な気がしますから何かに没頭していたいと常に感じています。

仕事も忙しすぎるのはよくありませんが暇が一番つらいものです。


フランスは日本よりも出生率が高いのですが

この国は法的な結婚という枠組みをかなりゆるめた形で実際、60%近くの子供が現在婚外子だといいます。

つまり婚姻関係にこだわらないほうが子供が増えているということ。


両親が結婚していないと子供がかわいそうだといわれた時代もあったかもしれませんが本当にそうかといえば絶対にそうではないと言える。


結婚していてもかわいそうな子供はたくさんいると思います。


過去の刷り込みが正しいと信じて疑わない親がその考えに疑いを持つことなく自分の信じる正義を押し通すことで苦しむ子供がいる。


実際の僕自身の体験から

両親の不仲、両親の家庭内暴力もあり

家族であること、血縁関係からほとばしる無言の圧力に苦しみました。


知性は母から、情動は父から受け継ぐ

と本書で中野さんはおっしゃってましたが

私はその事実は事実として受け止めますが

自分の努力で変えられる部分にだけ目を向けようと思います。

そうでなければやってられません。


過去は変えられませんが過去の出来事の捉え方とそれからの現在の自分の行動は変えられると信じています。


やっぱりジムでの筋トレは没頭できるので

余計なことを考えないですむのでこれは幸福の一つなのかもしれませんね。


筋トレ後はいつもより心がまろやかになります。


ここまで読んでいただいた方


本当にありがとうございます。