お麩の話、あれこれ(7):                   ファーストサマーウイカさん、「お麩になりたい」?

 

 

ファーストサマーウイカさんがTBSテレビの情報バラエティー番組「サタデープラス」(2023.7.1)にゲスト出演されていました。それで想い出したのですが、ウイカさんがかつて「お麩になりたい」とおっしゃっていたことがありました。

 

ウイカさんは、タレント、俳優、歌手などとして映画やテレビ、ラジオなどで活躍されています。お麩じぃは最初、外国人タレントかと思ったのですが、ウイカは本名の初夏(ういか)から来ているとのことで、大阪府大阪市出身の日本人なのだそうです。お麩じぃは、メイクの影響もあってかちょっと「強そうな女の人」という印象を持っていました。

 

㈱NEWSYなどが運営する「fumumu(フムム)」という、「女子のリアルな本音や意外なデータをお届けするウェブメディア」があります。昨年のことですが、ウイカさんの「お麩になりたい」発言について、「fumumu」(by よしだ ゆりさん、2022.2.15)が紹介しています。お麩じぃなりにまとめてみると、

・前日放送のラジオ番組「ファーストサマーウイカのオールナイトニッポン0」(ニッポン放送)で、ウイカさんが理想の第一印象について悩み(ある現場で、自身が与えてしまった第一印象と、理想の第一印象にギャップ)を明かした。
・別のラジオで共演したコントの東京03のメンバーから、「なんか場を制するような…”空気を掌握する”オーラが出てた」といじられてショックを受けたが、「むしろちょっとネガティブなイメージから入って、”意外と明るい、喋ったら面白い”など徐々にイメージを上げていくのが理想」と話した。

・浅草のすき焼き屋さんで、「こちらのお麩はしっかり味を染み込ませてからお召し上がりください」と高級なお肉などの具材を差し置いて説明があった”お麩”に心を掴まれた。いつお麩を食べていいのかソワソワしてずっと心に残り、最後の最後に食べたが、インパクトとしてはお肉を超えることはないけれど、ずっと存在が頭に残る「お麩のような存在になりたい…」と話した。

・お麩トークに感化を受けたリスナーからも、「私もお麩になりたい」とのコメントが多数集まった。
https://fumumu.net/299085/?utm_source=post&utm_medium=content_link&utm_campaign=311038

 

なんとも嬉しいお話ですね。お麩じぃも、もちろん「お麩になりたい」ですよ。

 

すき焼きにお麩と聞いて当然と思う人も、「エーッ」と驚く人もいるかもしれません。地域によってかなり違いがあるようです。

㈱人形町今半のウェブサイトによると、「すき焼きは地方、家庭によって好まれる具材も違ってきます・・・お麩は定番の食材ですが、関西では生麩が、名古屋周辺では生麩に餅米と小麦粉を加えた角麩が、東北や沖縄では油で揚げた油麩が好まれており、お麩だけでも大きな地域差があります・・・人形町今半のすき焼には麩が入ります・・・その麩は丁字麩と呼ばれる麩で、現在でも人形町今半で使われ、人気を博しています」とのことです。

 

また、元調味料販売員・カセさんのブログ「愛されcooking」でも、「すき焼きとお麩について【オススメの種類・美味しい食べ方】」(2017.4.18)の中で、「今回はすき焼きとお麩の関係についてリサーチしていこうと思います。地域によって入れる入れないの差がくっきり出るのがこのお麩です。かくいう私の住んでる千葉県でもすき焼き麩というのはほとんど見ません。「すき焼きに麩って何それ…?」と最初聞いた時に思ってしまったほどです」と書いておられます。

 

なるほど、そうなんですね。勉強になります。

お麩じぃが育った家庭では入れてなかったのですが、最近になってすき焼きのお麩を食べるようになりました。2018年4月に「京すきやき麩」(㈱いとふ)、2020年4月に「すき焼麩」(㈱人形町今半/㈱いとふ 伏見工場)、2022年1月に「大和のすき焼麩」(千葉製麩商店)、2023年1月に「すきやき麩」( ㈱加賀麩不室屋)といったところです。

 

京すきやき麩 / すき焼麩

 

大和のすき焼麩 / すきやき麩

 

先週の土曜日のウイカさん、一年前より印象が少し変わったような気がしました。お麩に近づいていませんか?