一週間の「お麩、いただきました。」(65):        2024年7月21日~7月27日

 

 

パリでオリンピックが始まりました。いくつかのアクシデントはありましたが、斬新なアイデアいっぱいの開会式には驚かされ、さすがはフランスだと思いました。テロなどの影響もなく、無事に終えられることを祈ります。そして、日本選手のメダル・ラッシュにも期待です。

この一週間(2024年7月21日~7月27日)も、お麩じぃはいろいろなお麩をいただきました。

 

★3月のお麩旅の際に購入した「しんきろう麩」(製造:大舘屋 大舘豊晴さん、原材料:小麦粉、小麦蛋白、米粉など)を使ってみました。4色の小さな玉のような焼麩で、富山湾で時々見られる蜃気楼(しんきろう):大気中で光が屈折し虚像が見える自然現象からの命名だと思います。大舘屋さんは1920年創業、富山県氷見市のお麩屋さんです。

 

今回はパスタ(きのこと野沢菜)のトッピングにしていただきました。水戻ししないでそのまま乗せただけですが、彩りアップとタンパク質強化になりました。

 

パスタ+しんきろう麩

 

★3月のお麩旅の際に購入した「白えびおつゆ麩」(製造:㈲高瀬製麩所、原材料:小麦粉、小麦たんぱく、白えびパウダーなど)を使ってみました。「富山湾でとれた「白えび」をおつゆ麩に練りこみ焼き上げました」「富山湾海洋深層水仕込み」とのことです。㈲高瀬製麩所さんは、富山県魚津市のお麩屋さんです。

 

今回はスープ(海老ビスクポタージュ)のトッピングにしていただきました。水戻しせずにそのまま乗せてみました。すぐにスープを吸って柔らかくなり、賑やかさとタンパク質の強化になりました。

 

スープ+白えびおつゆ麩

 

また、カップ麺(ワンタン麺)のトッピングにしてもいただきました。そのまま乗せてみたら、すぐにスープを吸って柔らかくなりました。賑やかさとタンパク質の強化になりました。

 

カップ麺+白えびおつゆ麩

 

★3月のお麩旅の際に購入した「もみじ麩」(製造:大舘屋 大舘豊晴さん、原材料:小麦粉、小麦蛋白など)を使ってみました。紅葉を象った、きれいな焼麩です。大舘屋さんは1920年創業、富山県氷見市のお麩屋さんです。

 

今回はふるーつぽんちゼリー(ミックス)のトッピングにしていただきました。10分くらい水戻ししたら柔らかくなり、乗せたら可愛くなりました。

 

ゼリー+もみじ麩

 

★「ガスト 本八幡店」(千葉県市川市南八幡)はすかいらーくグループのカフェ・レストランチェーン店。本八幡駅前のお店を訪問しました。駅前の一等地という立地で平日昼12時台だったので、夏休みということもあって30分くらい入店待ちでした。店内は系列店の中では広くはなく、配膳ロボットともお会いできませんでしたので、その分、スタッフさんが頑張っていました。


今回は「おろしから揚げ定食」をいただきました。大ぶりの唐揚げが3個、大根おろしとポン酢は別になっていて、食べる時にトッピングしたり、ディップしたりして食べました。ご飯、味噌汁、漬物も付いていて、フリーのスープバーを含めてこの値段なら満足感があります。味噌汁にはワカメと巻き麩2つが入っていて、嬉しかったです。

 

おろしから揚げ定食

 

★「焼き鳥 串くら グランスタ東京店」(東京都千代田区丸の内)は京都・烏丸御池の炭火串焼き「串くら」が、東京駅の駅ナカに出しているお店。素材と鮮度にこだわり、炭火焼きというシンプルな調理法の串焼きを売りにしています。


今回は「串くら焼き鳥弁当」(製造:㈱フクナガ 串くら グランスタ東京店、原材料:よもぎ麩、あわ麩など)を購入して、自宅でいただきました。ねぎま串タレ焼き、大葉つくね串タレ焼き、鶏ささみ串梅肉ソース、焼き鳥タレといったご自慢の串焼きに、出し巻き卵、万願寺の甘辛煮なども付いていました。味付けは濃いめで、電車内でもビールが進むと思いました。田楽味噌や黒胡麻ペーストを纏った生麩(粟麩・蓬麩)の田楽もなかなかの存在感があって、嬉しかったです。

 

串くら焼き鳥弁当

 

★「炭焼うな富士 東京ミッドタウン八重洲店」(東京都中央区八重洲)は名古屋で人気の鰻専門店が、東京駅直結の複合商業施設に出しているお店。予約して訪問したところ、なんと”土用の丑の日”に当たってしまい、半端のない混雑ぶりでした。


今回は「上うな重」をいただきました。希少な青うなぎを使用、蒸さずに焼く「地焼き」、門外不出のタレなどが特徴だとか。肉厚で中ふっくらの鰻は脂の乗りも凄くて、付いてきた酢の物、吸物、香の物を、刻みわさびや山椒を掛けた鰻と交互・順番に口に入れながら美味しく食べました。吸物には蛤、ミツバ、手毬麩2つが入っていて嬉しかったです。

 

上うな重

 

★サントリー美術館のカフェ、「カフェ 加賀麩不室屋(サントリー美術館内)」(東京都港区赤坂)に2ヶ月ぶりの訪問です。展覧会「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」を鑑賞した後にお邪魔しました。夏休み中なので行列を覚悟していましたが、平日午後3時ごろだったせいか、すぐに入店できました。

 

今回は、展覧会期間限定の「初音の調べパフェ」をいただきました。特別出品されていた三代将軍家光の長女・千代姫が婚礼の際に持参した国宝「初音の調度」に因んだ、金箔で蓋をしたような豪華なパフェ。マスカルポーネクリームに豆乳アイス、小豆、ラズベリーソース、コーヒーゼリーを敷き詰めた”尾張徳川家の格式と栄華を感じる贅沢な一品”でした。生花麩とともに、サクッとした食感のゆうぜん麩菓子の可愛いアクセントもいいですね。セットドリンクとして、加賀棒茶を合わせました。
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13037996/

 

初音の調べパフェ

 

★オンラインショップで購入した「チョコ麩ラスク(ココナッツ)」(製造:沖縄屋新垣商店(合同)、原材料:焼き麩(グルテン(小麦タンパク)、強力小麦粉)、黒糖、砂糖、植物油脂、ココアパウダー、カカオマス、ココナッツなど)をいただきました。「スティック状にしたくるま麩に黒糖蜜を絡め、チョコレートをコーティングし焼き上げ」た、「沖縄のくるま麩を使用した他にはない進化系麩菓子」だそうです。沖縄屋新垣商店(合同、COKOFU​=Coconut ×Kokuto(黒糖)×Fu)さんは、沖縄県浦添市のお菓子屋さんです。

 

確かに、「サクサクとした軽い食感」「チョコレートがコーティングされていてとても美味」とのことで、まぶしてある顆粒状のココナッツが独特の風味を醸し出す「進化系」の麩ラスクだと思いました。

 

チョコ麩ラスク(3種)、黒糖かりん麩(4種)

 

チョコ麩ラスク(ココナッツ)

 

★先日訪問したサントリー美術館のカフェで、会計の際に気付いて衝動買い(笑)した即席のお吸い物、「金の宝の麩」(製造:㈱加賀麩不室屋、原材料:ふ(小麦粉、小麦たん白)など)をいただきました。㈱加賀麩不室屋さん、今さらながらですが、1865年に創業の石川県金沢市のお麩屋さんです。

 

「金箔と友禅菊麩が入った上品なおすまし」「加賀友禅のぼかし技法を巧みにほどこした友禅菊麩を加賀藩ゆかりの剣梅鉢紋のふやきに込めた雅な一椀」とのことで、なかなか上品なお吸い物でした。一緒に食べた、近所のドラッグストアのにぎり助六セットにはやや肩身が狭かったかもしれません。(笑)

 

金の宝の麩

 

★3月のお麩旅の際にいただいた「小くるま麩」(製造:大舘屋 大舘豊晴さん、原材料:小麦粉、小麦グルテン)を使ってみました。「食肉に負けない栄養価」があり、「消化吸収が良く、幼児食やお年寄りの食品」にも適する、小ぶりな車麩です。大舘屋さんは1920年創業、富山県氷見市のお麩屋さんです。

 

今回はスープ(じゃがいもポタージュ)のトッピングにして、近所のパン屋さんの総菜パンや専門店のドーナツと一緒にいただきました。30分くらい水戻ししたら柔らかくなりました。スープをよく吸ってくれ、賑やかさとタンパク質の強化になりました。

 

スープ+小くるま麩

 

主役にも名脇役にも、お麩ってなかなかやりますね。