今日は抜糸の日だ。

 

久しぶりに女医さんに診察してもらう。

 

特に傷口に問題はなく抜糸後部長先生の診察説明を受けることになる。

 

「まだ断定はできなくてもう少し詳しく調べるのに3週間かかります。

 

ただ悪性の可能性が高いのでその場合右肺全摘手術ということ想定して

 

準備をしておきましょう。

 

両肺の血流量の検査をします。摘出するほうの肺のほうが血流が多いと

 

またこれは問題なのでね。

 

生検の結果がわかるまでの間に検査しましょう。

 

今週の土曜日10月17日に予約入れておきます。」

 

「そうですか、やはり悪性の可能性高いですかー」

 

私は不安げに尋ねた。

 

「大丈夫だよ、取ってしまえば良くなるよ」

 

部長先生はあかるく自信ありげに答えた。

 

やはり、生きるためには右肺を取らなければならないのか。

 

医師の自信ありげな様子には少しほっとしたが・・・

 

とにかく来週はまた検査だ。

 

曇天の下病院を出る。

 

あたりは秋の気配がする気温だった。