オモチャの鉄砲 | 七転八倒/七転八起

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”sign マツモト”栃木の看板屋オヤジの日記。
趣味を中心に日々の出来事など 気まぐれで書いてます。
当ブログは個人の日記として行っているので、
偏った考えや 修正・加筆・削除など行う事が有ります。
アメンバー募集していません。御免なさい!

 

 

※このブログに掲載した銃はすべて玩具であり、銃口閉鎖など安全対策がとられた合法な製品です。

また、記載した事は素人の私が得た知識を元にしたものであり、事実とは違う事があるかもしれませんし、銃に興味が無い方にも分かりやすいよう説明してある箇所もあるので、精通した方々からは見れば変だと思われますが、その時はどうか生暖かい目で見てやって下さい。

 

 

 

 

私がミリタリー好きというのは皆さんご察しのとうりだが、オッサンになってからハマッテしまったのが金属製モデルガン。

特に西部劇に出てくるようなオールドリボルバーが好き。

その中で代表的な銃といえば コルト シングルアクションアーミー。

略してSAA。

ピースメーカーと言った方が馴染みがあるかな。

 

 

お借りした画像

 

 

最初に入手したのが コクサイ製2型キャバルリー

お借りした画像

 

SAAは銃身長によって呼び名が違うらしい。長い巡から

・7.5インチ キャバルリー

・5.5インチ アーティラリー

・4.75インチ シビリアン

他にも呼び名が色々ある。

使用する弾丸口径、製造時期、民間用か軍用か などなど。

コルトSAAはマニアの方々が多く、私などが語るなんておこがましいが

あくまでも代表的なものとして勘弁頂きたい。

 

 

 

金属モデルガンというのは現在製造しているメーカーは一切なく、入手するとなると中古しか無い。

そんな訳で相場は年々上がっているので、私なんかは状態が悪い物しか買えない訳で。

 

私が入手した激安品も酷い物だった。

カートリッジ(薬莢)は無いし、ハンドシリンダーを回す役目の部品)スプリングは折れ、リコイルスプリング(ハンマーを打ち出す板バネ)が外れていて、前持主がそのままハンマー(撃鉄)を起こしたせいでハンマー背部分とシリンダー弾丸を装填する筒)は削れてバリが捲れていた。

 

カートリッジを別で入手し故障個所をなんとか直してガチャガチャと弄りまわす。

ジャンク品に近い物でも今や貴重品。

火薬を装填して発火なんてとんでもない。

金属の冷たさと作動音を楽しむのだ。

その後、同じコクサイ製だがオールドタイプ黒色火薬モデルの美品をオークションで信じられない安価で落としてしまう。

 

 

 

二つのキャバルリーを眺めて悦に浸っていたところ、要らぬ事実を知ってしまった!。

 

 

シリンダー後部がカウンターボアになっている事。
カートリッジとシリンダーが面一になっている。
これは比較的近年の銃の作りで、本当ならカートリッジ背面が少し飛び出ていなくてはならないのだ。
 
 

画像はコクサイ製M29  キッチリと面一になっている
 
コクサイ製SAAはインサートを避けて排莢できるようにエジェクターパイプの取付角度をずらしてある。このへんがマニアが敬遠するので比較的に安価で取引される理由らしいが、そこは承知してたし自分の中では許容範囲だった。
しかし、このカウンターボアは頂けない。
知ってしまったら我慢できないのが心情ってもん。
 
趣味というのは恐ろしい。
ついに私がなんとか手の届く値段で出ていた タナカ製アーティラリーを購入してしまった!
東京CMCというメーカーが撤退した後にタナカが金型を引き継ぎ販売。
CMC 3型とほとんど同じ物
 
まぁ安いというのは”それなり”の物で これもまた状態は悪い。
所々メッキが浮いているのは仕方ないが、シリンダーが回らないようにストッパーの役目をするボルトという部品が、ハンマーをハーフコックにしても下がりきらないのでシリンダーが回らない
(´;ω;`)ウッ…
カートリッジはしっかり6発入っていたのは幸いだ。
 
分解して確認したところ、どうやらハンマー根本の歯車のようなノッチ部分が摩耗もしくは折れてしまい、ハーフコックの起こし位置が足りずボルトが下がりきらないらしい。
これは困った。
最初はボルトを削ってしまおうかと思ったが、モデルガンに詳しいブロガー moncomonco777さんに相談したところ根本的な解決にはならず、削り調整が難しいと助言を頂いた。
 
こうなったら仕方がない。予算はかかるが摩耗していないハンマーに交換する。
タナカ用やCMC用と明記してあるのはとても高価。
メーカー不明品とあったが、画像と外したハンマーを照らし合わせて「これならイケル!」と判断。
交換だけでは上手く作動しなかったので、moncomonco777さんの助言どうりに各部品を調整して めでたく遊べるようになったのでした。
 
 
 
さらにさらに。
前々からパールグリップに憧れていたので、これもまたメーカー不明品のグリップを購入。
2組セットでウン百円。
黒いグリップは廃棄
 
 
一部しか残ってない貝殻シールをはがして磨き、自分のグリップに合うように削り、納得のSAAが完成!
 
 

本体に装着して削ったので寸分の違いも無く一致
ピタリとしたグリップは良い。
握っているだけでワクワクが止まらないw
 
シリンダー後部から頭を出しているカートリッジのお尻。
くぅ~たまらん!
 
 
外した木製グリップは
 
プラ製だったコクサイ2型へ。
本体と多少のずれはあるけど、これはコレで良く思えてくる。
 
 
 
右:コクサイ用のカートリッジ
左:タナカ用のカートリッジ
コクサイ用のは短く細い。せっかくなので
 
 
MGC のカートリッジをポチリ
右:タナカ
中:MGC
左:コクサイ
弾頭の造形は無いがコクサイ用より太くて迫力がある。
本来なら12発入りだが6発しかないので激安⁉
 
 
 
上から
・コクサイ3型 黒色火薬オールドモデル 
 ※シリンダーに傷一つないのでモッタイナイw 可動させずに鑑賞用
・コクサイ2型 キャバルリー
・タナカ アーティラリー
 
グリップの違う3つのSAA
眺めていると自然に顔がほころぶ
 
 
・右:コクサイ3型 黒色火薬オールドモデル 
  下からの眺めはコレが一番。シリアル番号の刻印がリアル。
  エジェクターロッドの先端が他のと違ってまん丸 俗にいうフルムーンという形状
 
・中:コクサイ2型 キャバルリー
  本体のグリップ部が2分割でなくて一体式。それを止めるネジが再現されてない
 
・左:タナカ アーティラリー
  CMC3型もそうだが、このモデルのダメなとこ。トリガーガードの前部が長い
 
だいぶ金メッキが落ちてしまっているので、タナカのガサガサ肌を磨いてコクサイ2型と一緒に全体を金色で再塗装をしなけりゃいかんな。。。
 
 
 
 
この音が最高。
プラ製モデルガンやガスガンには出せない音色なのだ。