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 では、市民革命が起きる前の政治形態はどのようなかたちだっのか?同じく高校の世界史を紐解いてみよう。16世紀から18世紀のヨーロッパでは、絶対王政主義が採用されていた。国王、貴族の下に民衆が支配されるという階級社会である。この絶対王政主義を支えていた理論が王権神授説である。

 王権神授説とは、国王(君主)の支配権は神から授けられたものであり、その権力は何をもってしても拘束できないという考えである。すなわち、国王(君主)は、法だったのである。代表的な学者に、イギリスのフィルマーやフランスのボシユェなどがいる。


 このような国王(君主)の絶対的権力に抵抗し始めるものが出てくる。ブルジョワジーと呼ばれる人々である。都市に住む比較的裕福な市民階級である。彼らは大航海時代によって富を築き上げた者が中心であった。彼らは、自分たちの稼いだ利益を国王らが贅沢三昧の生活のために使われることに反発していく。その中で、この時代に花開いた思想がある。それ自然法思想である。

 

 自然法思想とは、人間が生まれながらにしてもっている権利すなわち自然権は、実際に人が作る法律によって保障されなければならないと説く考えである。すなわち、国王であっても法に従わなければならないという考えである。


 このような思想背景の下に、17世紀以降、欧米では市民が自由と平等を求めて支配者=国王(君主)を打倒する市民革命が起こる。イギリスではピューリタン革命(1642-49)が起こり、その後、クロムウェルによる一時的な共和政、王政復古を挟んで名誉革命(1688)が起こる。アメリカでは独立革命(1775-83)が起こり、支配するイギリス政府から大陸の植民地の人々が自由を勝ち取り、アメリカ合衆国を建国した。さらに、フランスではルイ16世らが処刑されるというフランス革命(1789)勃発する。