米国Appleの「ipad mini」やスマート・テレビが台湾Foxconnの工場で生産に入っている――。米国Jefferiesのアナリスト、ピーター・ミセク(Peter Misek)氏はそう考えている。
ミセク氏は先週発表した調査レポートで、Appleの主要な製造委託先であるFoxconnの7月の売上高が、7月としては異例の前月比5%増となったことを取り上げ、iPad miniの生産をその背景として指摘したと、米国Forbesは8月17日付けの記事で報じている。
さらに、この記事によると、ミセク氏は、7月の台湾の部品販売データと独自のサプライチェーン調査を基に、Appleの7-9月期におけるiPadの計画生産量が1,800万台から2,500万台に引き上げられたと考えている。10-12月期の計画生産量も2,200万~2,500万台から3,000万台に増えていると見ているという。同氏は、ipad miniの10-12月期の販売が少なくとも800万台に達すると予想している。
また、最近、Appleが広くうわさされてきたテレビ・セット(「iTV」と呼ばれている)ではなく、高度なセットトップ・ボックスを開発することを決めたとの報道が出ているが、ミセク氏は、iTVが「フル生産されている」と考えているという。
「シャープ、Hon Haiやそのほかの特殊化学部品、TV部品のサプライヤーから得た最近のデータが、これを裏付けている」と、ミセク氏はレポートに記していると、Forbesは報じている。
AppleのiTVには、米国Microsoftの「Kinect」で使われているような米国JDSU製のジェスチャー・コントロール・モジュールが採用される可能性がある。JDSUは、“リビングルームで使われる”、ゲーム機以外の機器を手がける新しい顧客を獲得していることを明らかにしていると、ミセク氏はレポートに記している。この顧客はAppleではないかと同氏は見ている。同氏は、iTVが10-12月期か2013年1-3月期に発売され、発売された四半期の販売台数が200万台になると予想している。
次世代iPhoneとなる「iPhone 5」については、ミセク氏は、Appleが9月中旬までに1,500万台を生産すると見ている。iPhone 5は9月中旬に特別イベントで発表される見通しだ。同氏は2012年後半のiPhoneの生産量を8,000万台以上と推計している。
ミセク氏は、ほかの数人のアナリストと同様に、9月のイベントで発表される次世代iPhoneが、携帯電話では過去最高の出足を記録し、Appleが2013年度(2013年9月末締め)の1株利益として、ウォール街のアナリストの予測(52ドル)を上回る63ドルを達成するのに貢献すると予想している。