契約を結ぶということ・・・ | 行政書士 しまだ法務事務所のブログ

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元リクルート(元リク)勤続23年で独立した男性所長と、これもまた元リク唎酒師(ききさけし)女性所員の日々を不定期更新で書きます。
仕事関連の出来事を中心に書きますが、クライアントに関係することは、少しぼかしちゃいます。勘弁してくださいね。

こんばんは。

補助者♀です。


最近、とても気になっていることがあります。


それは・・・

契約を締結するということについての認識について。

業界間でのが格差も大きいのです。・・・そんな気がしています。


そもそも契約に関して、書面が必ず必要というわけでもありません。

契約自由の原則といいます。

「これ、買います。ください。」→「はい、ありがとうございます。○○円です。」


これで、売買契約は成立し、代金の支払い義務と商品の引き渡し義務が発生するわけです。


通常のお買いものではこれで問題ありません。

何らかの事情により、返品、交換したいと思った場合には、

その時のレシートでも持って行けば、問題なく返品、交換に応じてもらえるでしょう。

それで、円満に終了するわけです。


でも、ビジネスの社会ではこれではちょっと不安なところがあります。

口約束でも、お互いが合意に達すれば法律上契約成立とは言っても、

企業間でのやり取りはやはり契約書を取り交わす必要があると思います。

契約金額も大きい場合もあるでしょうし、

契約を解除したり変更したりする必要が生じた場合にもめないようにするためです。


これ、常識なのかと思っていました。


そうでもないらしいのです。

これまでの慣行に則り、口約束程度で仕事を進め、その挙句、やっぱりトラブル発生・・・

こんなことがあるらしい・・・

嘘のような本当の話・・・


守秘義務もあるこのお仕事ゆえ、これ以上書けないのがますます歯がゆいのですが。


私達、街の法律家はこういう業界での困った現象についてちょっとづつお手伝いできればいいな・・・と

思う今日この頃の補助者でした。