男性向きの仕事、女性向きの仕事って誰が決めたのだろう?と思いませんか。
でも、3000本以上も原稿を書いていると、私の中でも
この職種は「男性」、この職種は「女性」かなぁ~などというイメージが出来上がってしまっていました。
ライターとして企業にインタビューする時ですら、
「…なるほど。だとすると、この職種で求めている人材は男性(女性)ですか?」と担当者を誘導してしまうことがあるぐらいでした。
(そして大概「そう、男性(女性)です」との返事をいただいていました)
私の価値観が変わったのは、入社後しばらく経過してから。
建築・土木・施工管理などの現場系職種の取材の時です。
もう、小さい頃から、工事現場のお兄さん、おじさんをずっと見ているものだから、この仕事は男性がするものだと、イメージがついてしまっているのですね。
いつもの調子で「求める人材は男性ですね」と当たり前のように担当者に同意を求めてしまう私。
しかし、返ってきた返事はNO。
「いや~、頑張ってくれるなら女性の方でも良いですね。過去に女性も居たし。ちょっと力仕事もあるし、現場だと男性が多いので、その中で根気強くやれる方であれば大丈夫です!」
私「えぇ!」
…これを聞いてみなさん、どうは正直思いましたか?
私はもう、衝撃!
今まで、私は、何を思い込んできたのだろうと。
この仕事をしたいという気持ちに、男性も女性もないのですよね。
それからは、担当者から「男性が欲しい/女性が欲しい」と取材時に希望を言われても、
「男性/女性ではだめですか」と自分から聞くようになりました。
そうすると、最初は、どちらかの性別が欲しいのだと意見が寄っていた担当者も、話しが進むにつれて
「そうですね、頑張ってくれるなら、どちらでも良いです!」という方が増えるようになりました。(3人に1人ぐらいの割合です)
仕事に対する性別のイメージは誰でも持っていると思います。
小さい頃からついたイメージや、街で働いている方を見た時のイメージ。
昔から男性/女性を採用していた…など。
でも、明確な理由もないのに、どちらかの性別に限定してしまうのは勿体ない。
能力ややる気は、性別ではなくて、個人のもの。
この話は、なにも建築・土木・施工管理業界に限ったことだけではありません。
『どの職種も、どの業界も!』にも言えることです。
イメージで決めてしまうよりも、その仕事が好き!と言ってくれて、長く働いてくれる方の方が良いと思いませんか。
もし今募集している職種が、男性/女性を求めていたけど、どちらの性別でも大丈夫だなと少しでも思われたのなら!採用対象となる幅を広げてみませんか。