こんにちは。

ひきたカウンセリングオフィスの

ひきたまきです。


このブログは、

生きづらさを抱えている子ども達の

自尊心(自己肯定感)を育み、

自分の人生の主役となる

ヒントについてお伝えします。


 

これまで24年、臨床心理士,公認心理師の立場で、精神科病院や学校現場で生きづらさを抱えた子ども達に多く出逢いました。

 

「自分なんて生まれてこなければよかった」

 

心のSOSを出せず苦しんでいる子ども達を

誰1人取りこぼさず、一人一人が人生の主役となるれるよう自殺予防教育活動をしています。

 

大学非常勤講師/スクールカウンセラー

・SOSの出し方に関する教育の論文執筆

・学校,自治体,支援者団体で講演研修多数


 


厚生労働省研究班初の全国調査

で明らかになったのは


せき止め薬や鎮痛剤などの

一般用医薬品(市販薬)を

過去1年間に乱用目的で

使った経験がある割合推計は


15〜64歳は0.75%(約65万人)

年代別人口に対する割合は

10代1.46%

50代1.24%   

の順に多いということ。


「子ども達の心が弱くなっている」

「アピールでしょ」

「SNSのせいだ」


実際、このような意見がよく聞かれます。


薬物依存の若者や家族のケアに

携わっている精神科医の松本俊彦さんは


「生きづらさを抱える若者たちは

昔からいて、そして、その時々にいろんな形で

生き延びてきた、という現実がある」

と話します。


また、10年前から比べると、


少なくとも家庭や学校や、地域の中では

表向き「良い子」とされているような

女の子たちが増えていること


併存する精神学的な問題があること

を特徴として挙げてます。


つまり、家庭や学校でさまざまな問題を

抱えてしんどい思いを抱え、

孤独・孤立状態にある子ども達が


しんどさを紛らわせるために

薬を使っているケースが多々ある、

ということです。


決して、一部の特別な事情がある子どもに

限った話ではないのです。

そう理解すると、薬の管理と規制も大事なこと

ですが、それだけでなく、


日々の関わりの中で

「やったらダメ!」

「SNSをやめなさい!」

「親が悲しむでしょ」

「将来がダメになる」

という説得は逆効果になることが

理解しやすくなるのではないでしょうか。



大人の側は自分の中の常識で

善悪をジャッジせず


どんな事情があるんだろうと

想像し、生きづらさを理解しようと

歩み寄り応じることが大切です。


また、子ども達が「安心・安全」を

感じられるような居場所作りが

必要とされています


この投稿を読んで下さった

大人の方に、今の現状を

ぜひ知ってほしいと思います。


1人苦しんでいる子ども達が

身近にいるかもしれない

という意識があるだけも

救われる子ども達は

いるのではないでしょうか。



最後まで読んでいただき、ありがとうございましたニコニコ