「にわとりはじめてとやにつく」
七十二候の最後です。
1年間、遅れながらも綴ってまいりました。
最後は、新たな命の誕生で締めくくります。
鶏が鳥屋(とや)で卵を産み始める頃ということです。
鶏は本来、冬には卵を産みません。
日照時間長くなると産み始めるそうです。
「乳」という字は、たまごをかえすという意味の部首と
子供が授かるように神に祈るという部首の組み合わせで
出来ているそうです。
元は、「産む」という意味をもっていたそうですが、
「育てる」ことから「乳」へ変化していったようです。
鶏は昔から夜明けを告げる鳥として
大切に育てられてきました。
鶏は、太陽を呼ぶ鳥。
新たな日の出に高らかな鳴いて、
命を繋いでいる。
私たちも命を繋ぎ、
次世代へ伝えるべきことを
しっかりと伝えていきたいものですね。
