会議や議論の場で、こんな経験はないでしょうか。
具体的には最初は同じテーマで話していたはずなのに、途中から話がかみ合わなくなる。
「いや、そういう話じゃない」
「論点が違う」
そんな言葉が出てくる場面です。
実はこのとき、多くの場合起きているのは
論点のズレ
です。では、そもそも論点とは何でしょうか。
論点とは
「何について考えるのか」を決める問い
です。
例えば「売上が落ちている」という状況があります。
このままでは議論になりません。
そこで問いを立てます。
例えば
-
原因は何か
-
落ちている商品はどれか
-
減っている顧客層はどこか
このように
何について考えるのかを決める問いが論点です。
つまり論点とは思考の出発点です。
実は論点は大きく3つに分けることができます。
① 論理(事実・データ)
事実としてどうなのか。
効果があるのか。
データはどうか。
これは合理性や事実を考える論点です。
② 情(気持ち)
人はどう感じるのか。
現場はどう思うのか。
人の気持ちはどうか。
これは共感や感情に関わる論点です。
③ 義(正しさ)
それは正しいのか。
ルールとしてどうなのか。
公平なのか。
これは倫理や価値観に関わる論点です。
議論がかみ合わないとき、多くの場合人は違う論点で話しています。
例えばこんな会話です。
A
「この施策は効果があるの?」
これは
論理の論点です。
B
「でも現場は助かっている」
これは
情の論点です。
さらに
C
「それは不公平だ」
これは
義の論点です。
このように
-
論理
-
情
-
義
それぞれ違う論点で話していると議論はすれ違います。
議論を整理するために大切なのはまず論点をそろえることです。
今話しているのは
-
事実の話なのか
-
気持ちの話なのか
-
正しさの話なのか
これを整理するだけで議論は驚くほど分かりやすくなります。
論点を理解すると、議論の見え方が変わります。
話がズレたときに
「今は効果の話ですね」
「それは正しさの議論ですね」
このように議論を元の論点に戻すことができるようになります。
これは会議でもマネジメントでもとても大きな力になります。
ですから皆さん、話がかみ合わないときには
この話の論点は何か
を考えてみてください。
