エヴァンゲリオンの劇場公開についての

インタビューで興味深い内容が書かれていました。


庵野監督は、今回の劇場版を公開するまでに
何度か、延期をされているとの事(詳しくは知りません)

満足できる作品を作るために

公開を延長したとの事だったと記憶していますが

注目したのは、延期にたいする資金面の対策でした。


通常であれば、作成の資金を出すスポンサーとの契約で
公開日程を延期する事はできないのが普通です。

ですが庵野監督は、

制作費用を自前で調達する事で
スポンサーとの納期の制限などを気にせずに

作品に集中できたといいます。


庵野監督は、不動産投資から得られる

資金が定期的に入ってくることで

「精神的に安心して制作に取り組めたと」

と書かれていました。

定期的に入金がある、計画的に資金計画が実行できる
入金が定期的に、しかも予測できるという事は
経営者にとって本当に、安心できる材料です。

何より 精神的に落ち着きます、

心に余裕が生まれます
 

家族や関係者、取引先、スタッフ 

にも心配りができるようになります。


庵野監督もスタッフに
 

「皆さんの給料の2年分の資金をストックしているので安心して制作に取り組んでください」
 

と言ったそうです。

 

フリーランスや、外注として仕事を受ける時に
入金を気にするのは当然の事です。
 

その資金が2年分もあると聞けば、

安心して制作に取り組めるというものです。

庵野監督の人望というか

人心掌握術には感心するばかりです。

それと同時に、資金計画を映画の収入でなく

不動産投資から運用する思考の柔軟性に驚きました。

普通、映画監督が資金を調達するならスポンサーを集めたり、
映画の収益を充てにするものですが、

自前の資金を不動産投資の運用でまかなうとは、
見習うべき発想の柔軟性ですね