WEB戦略は一番効率の悪い
マーケティングの時代へ!?
一昔前、ホームページを活用したWEBマーケティングは、
一番効率よく集客や販売ができた戦略でした。
しかし昨今、様々な業種でWEBマーケティングが
一番効率の悪いマーケティングに変化しているという現象が起きています。
その一番の理由はWEBマーケティング自体が
マーケティング手法の主流となりライバルが増えたという事です。
そんなライバルが多い中で効果を獲得するためには
様々な仕掛けを行う必要があり、
そのひとつひとつを構築する初期コストと維持管理コストが増加し、
WEBマーケティングから得られる利益をコストが上回ってしまっているのです。
さらにはtwitter、facebook、LINEなどを始めとする様々な
SNSサービスが次から次へと登場しては消え、
その動向に合わせて中小企業がサイトを維持管理するのは
非常に大変で非効率になってきました。
WEBマーケティングにお金をかけなくても良かったのは10年くらい前の話で、現在は知識の乏しい人の「気軽にWEBで」という戦略が一番気軽じゃない、重たい戦略だったりするのです。
WEBマーケティングだけで
勝負するのはやめた方がいい。
インターネットはこれからも革新を続け、
ネットを介した商取引は増加する事は誰もが疑うところのない事実です。
しかし、この状況で勝つためには、
御社の商品やサービスがよっぽど魅力的でない限り、
WEBマーケティングだけで勝負するのはやめた方がいいと言わざるを得ません。
WEBマーケティングの新規顧客獲得単価は増加傾向にあるため、
今から無策で参入すると確実に失敗することになるでしょう。
すでにライバルは10年前から効率よく顧客を獲得していて、
しっかりした会社であれば商売の原理原則に習って、
新規獲得以上に、顧客に対してのリピート促進、クロスセル、
アップセルでライフタイムバリューを高めようと努力している状況です。
そんなライバルがゴロゴロといる市場で
「さぁ今から買ってもらうお客様を探すぞ」というのは、
無策のままレッドオーシャンに繰り出すようなものなのです。
WEB主戦場の会社の営業が
電話営業の理由
SEO会社やリスティング管理会社で成長している会社の特徴をご存知でしょうか?
自分たちはSEO対策というサービスだったり、
効率のいいリスティング広告の管理をサービスにしているにもかかわらず、
SEO対策は一切行っていなかったり、
リスティング広告も一切出稿していなかったりします。
ただひたすら新人営業マンが朝から晩まで
電話を握りしめ電話営業をしています。
なぜならその営業が一番効率が良いからです。少し笑えるお話しですが、業種業態によってはリアルな電話営業や飛び込み営業が一番効率がいい場合もあるのです。
WEB業界の営業がそういう状況ですから、御社にとってのWEBマーケティングのあり方も見直した方がいいかも知れません。
マーケティング全体から考えて
WEBマーケティングの
役割を明確にするべし
WEBマーケティングが上手くいっている会社が今後考える事は2つです。
今までの顧客名簿から最大の利益を生む戦略をリアルも含め構築することと、
今後ますます厳しくなる顧客獲得単価の上昇や
googleのアルゴリズムの変化によるSEOリスクに備えて、
リアルなマーケティングプランを構築するという事です。
一方、御社がホームページを立ち上げて、
WEBマーケティングを自社で構築したいと思った場合はどうしたらいいのでしょうか?
おそらく多くの方が、ホームページ制作会社にいきなり
コンタクトをとると思うのですが、それが一番失敗するパターンです。
そもそも自社の商品やサービスをネットで販売するのは
一番効率が悪いかもしれないですし、
現在WEBの世界は非常に複雑になっているので、
マーケティング全般、デザイン、ユーザビリティ、SEO、
リスティング、SNS、システム等の全ての事に明るく、
総合的に相談に乗ってくれる会社は、ホームページ制作会社には、
ほとんど存在しないのが実態だからです。
しかしホームページ制作会社さんが
「御社の商品はBtoCでネット販売するより、
まずはBtoBで卸売をした方がいいですよ。私たちに頼むのは止めて
BtoBマッチングサイトを利用したり、
営業先リストを◯◯から制作して電話営業をした方がいいですよ。
その時にはブランディング的に会社概要的なホームページがあればいいと思うので、
現在のサイトでも十分機能します。」
とは言わないですし、たぶんそこまでビジネスと
マーケティングを分解できる人材がまず存在していないでしょう。
そんな状況なのでお金を使って見た目だけは立派なサイトは出来ますが、
全く売れないサイトが世の中に溢れまくっているのです。
サイト制作に限った事ではないですが、
会社が何かに投資する時に大切なのは、
まずは市場の状況を知りライバルを調べ、
社内オペレーションも社内リソースも全て加味した上でマーケティングプランを作成し、
そこからブレイクダウンしたオペレーションを設計し、
それを実現するために必要な絶対条件を明確にした上で、
ソリューションの発注をするという事が大切なのです。
という記事を書かせて頂きました。