事業報告①本格的に寒くなって来ましたな。
最近の上着(いまどきはアウターって言いはりますなぁ)、特にダウンジャケットは随分安くなりましたな。
しかし、流行なんですかな、テカテカのハデ派手なダウンジャケットが多いこと。
特に黒色に関しては、安っぽくて売れないビジュアルバンド風に見えてしまい、ほくそ笑んでしまう始末ですよ。(主観です。)
さて、そんなわたくしは今、アパレルの輸入事業に参入しております。
まあ、なんか大それた事業のような物言いですが、要は国内メーカー様からのご依頼を海外で生産するだけの話でございます。
より安く、より高品質なアパレル製品作り。
そうです、冒頭で酷評したテカテカハデ派手を作る仕事ですね・・・。
実働は来年からになるので、その間にでもテカテカのハデ派手に慣れておこうかしらと思う、今日この頃でございます。
そういえば。少し前に城山三郎原作「官僚たちの夏」というドラマがやっていました。

戦後日本の産業発展の為に、当時の通産省の活躍をある男(ミスター通産省こと風越)を中心にした物語なんですが、これがとても男臭く、大変面白く、興味をそそられる内容でした。(原作も面白いですよ、是非読んでみて)
戦後間もなくの日本は繊維産業が経済発展の中心になり始め、海外に輸出する事で大きな貿易利益を上げていました。
ほどなく、今後成長発展する産業、自動車やTV、コンピュータなどの海外進出や自由競争も視野に入る日本の製品開発に良く思わないアメリカが、世界進出(特にアメリカ市場)するならば、繊維の輸出を規制しろと言われてしまうのです。(背景には沖縄返還交渉があり、繊維産業はその渦中、繊維貿易摩擦として発展して行く。)
そんな事を言われ続けて行けば、いつまで経っても日本は豊かになれないと当時の官僚たちと、日本企業が命を落としてまでも(ここはフィクションもあるんかな??)必死に現実と戦うのです。
結論を言うと、繊維業界は国益の犠牲になる形の政策が採られ、倒産や縮小、合併などと追いやられてしまいます。その代わりに小笠原諸島返還や沖縄返還の礎になってしまうのですが・・・
これはこれで、難しい問題なんで、また他で・・・。
とまあ、前置きが長くなりましたが(いつも長いんだよね・・・)そんな壮絶な背景がある繊維業界に挑むとはこれっぽっちも思っていなかったので、ふとこの物語を思い出しました。
もちろん現在の時代には考えられない行政指導方法ですが、今の世の中、どうなるかなんて誰も解らない。
「マネーゲームからは何も産まれない。物作りこそが経済の本質」がモットーのわたくし。
一から国を豊かに、世界に誇れる国づくりを目指したあの時代の官僚や企業のように、一生懸命仕事に打ち込んで行こうと闘志をかき立てておるところでございました!!
ちなみに、この高度経済成長時代の物語は好きなジャンルで、山城三郎、山崎豊子(不毛地帯とか)など読みやすいので、一度読んでみては如何でしょうか。