(1) OFF COURSE CONCERT '85 The Best Year of My Life編
「生で演奏したら格好いいだろうね。」とメンバーの一人が語ったのがYES-YES-YES。
85年のツアー、本編の最終曲となった。
小田さんはYAMAHA DX1を弾きながら歌う。このツアーではDX-1、CP-80、プロフィット5を使用。正面にセットされたのがDX1。FM音源のピアノ音でのYES-YES-YESはちょっと安っぽく重みが無かった。やはりmidi無しCPでなければ。
小田さんの才能は誰もが認めるのであったがバンドマンとしての最大の欠点はリズム感。二拍で刻まれる和音のキータッチが安定しないのである。CP80ならば音の性質から他の楽器の音色に消されて目立たないのであったが。
そしてサポートメンバー西平さんのシンセ音も安っぽく、レコードで親しまれた「格好良い」とはかけ離れた「YES-YES-YES」サウンドになってしまった。ドラムも叩きすぎ感がありライブサウンドになっていた。
オフコースサウンドも変化を強いられた。アナログからデジタルへの対応。
一番、頭を悩ましたのは松尾一彦氏。キーボードのデジタルサウンドに対応するギターのサウンド作りだったのではないだろうか?試行錯誤の連続。そしてThe Best Year of My Life のライブサウンドはメンバーも納得ゆくないまま終了したと思われる。それは、いろいろなところで証言されている。
このツアーではYASSさんがいた頃に発売された曲に関しては、似ても似つかないサウンドとなった。
コンサートに行った人々のコメントがいろいろな雑誌に載っていたが、当時は納得いかないコメントも多かった。テープで補う曲も多くライブの醍醐味は失せていた。やはり4人では無理であったのか?松尾さんは意識していたのかどうか?YASSさんが使ったフレーズを避けていたようにみえた。いや、つかえなかったのか?
「♪つれーて行くよー」の「ゆーくーよー」の歌い方も40歳間近の小田さんの苦肉の策。見せ場でもあったが下がるメロディにしてしまった。以降、現在のソロまで下がるメロディが主流。
悪いことばかりではい。エンディングは格好がよいものだった。フェードアウトが多いオフコースの曲はLIVEでのみ聴ける曲のエンディングも楽しみの一つ。
(2) The Night with Us編
4年ぶりの生演奏。ギターのカッティング音も格好のよいものとなっていた。
YES-YES-YESにSAX音が紛れていた。
やはり五人のオフコースでのYES-YES-YESを聴いてみたかった。
五人のアナログオフコースサウンドであれば、本気で考えられていた世界進出も夢ではなかったかもしれない。
その試金石が格好の良いものとなる筈だったYES-YES-YESの生演奏であったが。。。。。。
