天才学者ケム・ソフロコは夢を見ていた
みんなが争うことなどをせずに平和に暮らせる夢を・・・
ある日から人類すべての願いを叶えさせてしまえば平和な欲望のない世界になるのでは?と考えて素敵な新商品の研究を進めた。
研究は順調に進み基となるキューブを作成に成功した
「あとは機械で作ったカミサマをはめ込んで出来上がりだ・・・」
「よし、完成だ!!!」
この素敵な新商品の名前はキューブの
形をしていることから、ケム・ソフロコの名前を取り
ケムキューブと呼ばれることになった
ケム・ソフロコは長年夢見た争うことのない世界を作り出したと思ったが・・・
ケムキューブを使おうと欲望全開の争奪戦になってしまった。
人を殺した人が「この罪を消してくれ・・・」
貧乏人が「オレを金持ちにしてくれ・・・」
などと押し寄せてきて、迫る群衆でいっぱいになってしまい。
あれ、こんなはずじゃなかったのに・・・
ソフロコは、カミサマに「こんな筈じゃない。」と泣きながら訴えるが
カミサマは機械仕掛けなのでなにも聞いちゃくれない
「ああ、お前のせいだよ...大惨事」
どうしよう、どうしよう、やはり開発者のこの僕か...
来る日も来る日も人が押し寄せてきて、もうたくさんだ。
こっちは貧血になってもうやってられないよ。
だってこんなはずじゃなかったのに・・・
争いのない世界を信じてたのに・・・
こんなことになるなんてわかってればこんな物を作らなかったのに...
もう、手を退くことはできないんだ
世界が崩壊してしまう前に
機械仕掛けのカミサマでこの僕を...
でももう少し開発すれば...
いや、もうそんな気力なんてない
もう付き合いきれない
ただ、もっと素敵な平和な世界を夢見ただけなのに...
よし、そろそろおしまいにしよう
ただ、カミサマを使って未来だけでも見ていこう。
「・・・」
「あっ!未来の少年がカミサマを・・・」
いやもう関係無い、どうせ僕は終わるんだから。
それでは皆さんどうかお元気で
日常と言う名の拘束を書きます
