昨夜、同僚がハンガー内でA330-900の作業を行っていたのでちょっと覗きに....
1番エンジンの左ファンカウルが開いていました。
画像真ん中辺りにある黒い物体が見えますか?
なにやらコードがたくさん繋がっているこれです
なんだかとても重要な部品に見えます
ロールスロイス社製
この黒い物体の正体は Engine Control Unit (ECU) と言って、このジェットエンジンの全てをコントロールするコンピューター。
今どきの飛行機のエンジンって自動車と同じでエンジンコントロール全てがコンピューターで制御されています。
パイロットがスラストレバーやオートスラストでコマンドを出せばコンピューターが最適な状況を作り出してくれます。
誰でもキーを回せば(スイッチを押せば)エンジンがスタートするし、アクセルを踏めばスピードが出る車と同じです。
昔の車のエンジンはコンピューターなど無かったのでエンジンを始動したり操作したりするのにはコツが必要でしたよね。
寒い時はエンジンがスタートしなかったり、燃料でスパークプラグがかぶったり....笑
ところで、この ECU のお値段ってどれくらいだと思います?
お一つ US$1,200,000.00 です。
飛行機の重要パーツにしてはそれ程高くはないかもしれませんね。